いやぁ。
びっくりした。
突然なんだもん。
居間でそろそろ出かける時間だなぁと思いながら、スマートフォンを確認していたら、突然、照明が消えた!
朝だったから、それほ困ることはなかったが、これが夜だったらねぇ。
とっても困ると思うよ。
真っ暗だもん。
早速、まずは、いつも怪しげに電気を使っている、息子と娘の部屋のいつもつけっぱなしのエアコンを切るように指示。
要するに最初にやることは、日頃から怪しいと思っているところを潰しておくことから、必ず始める。
次にすることは、家の分電盤は、脱衣場にあるので、そこに向かった。
予想としては、どこかの安全ブレーカーが落ちているのだろうなぁと。
ちなみにうちの分電盤は、こんな感じ。
左の紫色で60Aと書かれているのが、60Aのブレーカー。
これ、電気の契約で最大アンペア数を指定するのだけれど、基本料金がこれを大きくするとお高くなるので、注意が必要。ちなみに一般家庭だと60Aが最大値であるが、家族構成や生活様式が変わると、電気や水道も使用量が変わるので、(ホントは)たまに見直してみると、(もしかしたら)経済的にも楽になるかも。
で、その隣り(真ん中)にある黒いのが、漏電ブレーカー。
宅内の回路内で、漏電を感知した際に、このブレーカーが落ちる。
一番右側にずらりといくつも並んでいるのは、安全ブレーカーで、それぞれ、2F 洋間とか1F和室とか、1F照明とか、2Fクーラーとかに分岐した回路につけられた安全ブレーカーだね。
これらは昔は(大昔か?)は、ヒューズってものを使っていたんだなぁ。
今では家庭内ではほぼ見られなくなったが、はんだ付けするときに使うようなヒューズを使って、たくさん電気を使うと、発熱し、最終的にはそれが溶けて断線することによって、安全を確保したんだよ。
ヒューズは今でも、車の配線とか、電子機器の中で使われているが、あのような形状のものではなく、ほんとにはんだ付けするときに使う半田のような針金状の形状をしていたが、その後改良されて、もう少し使いやす物となったけど。
手元にそのヒューズがなかったりすると、問題を取り除いた上ではあるが(ヒューズが切れるということは問題が存在するということだから)、針金とかで一時的に代用したりとかも、していた(かも)。
それを忘れてずっと使っていたりしたらと思うと、ゾッとするねぇ。
問題があるので、電気が使われつずけることができると、大きな問題に発展するもの。
一応、電気工事士持っているので、さわれないこともないのであるが、そんなにいつも触るところじゃぁない。
でも、ひと目見てわかるのは、こりゃあ熟練している工事やさんがやったお仕事には見えないねぇなぁといつも思う。
だって、安全ブレーカが1つ足りなくなっちゃって、もとは変なところに無理やり配線が繋いであったのを、一応間に安全ブレーカー入れとかないとまずいだろ!ってことで、自分で入れておいた。
度々、その回路に繋がれた機器で電気を使いすぎて安全ブレーカーが落ちることがあったのだが、その作業の結果、その回路の安全ブレーカーが落ちることは、なくなったけどね。
おそらくは、手配した部材が適合するものではなく、致し方なくこういったことをしたのであろうが、ひどい有様だった。
こんな感じであるので、そもそものことではあるが、あまりこのおうちの宅内電気配線については、信頼はしていない。
真面目に工事されている工事士さんが殆んどだと思うけれど、資格無しでやっちゃう業者もいるというのだから、困ったものだよねぇ。
さて、漏電というと、あまり起こることではないけれど、老朽化したビルとかで起きたりすることもある。
原因は、配線を動物(ネズミなど)がかじったとか、雨漏りが原因で電気が漏れたとか、が多いらしい。
さて、今回は、漏電ブレーカーが落ちているので、漏電したことには間違いがないと思うのだが、さて、原因はなんだろう?
宅内配線だとすると、壁の中に配線が隠されているので、原因を究明するのも、その原因を取り除くのも、非常に大変だろうなぁと想像はつく。
まぁ、でも、雨漏りも、ネズミさんもいらっしゃらないし、それはないだろうよと思う。
で、次に行うことは、各部屋にあるスイッチをすべて切ること。
これはこのスイッチの先にある電気を使う機器類に問題があるのであれば、スイッチを切ることにより、それらの機器を回路から切り離すことができるから。
基本的に、こうやって、一つ一つ原因と思われる部分を消していくのが原因を究明するための方法なんだね。
でも、残念ながら、これをやっても、今回は何も変化は起きなかった。
残念ではあるが、別の方法を思考する。
次の方法は、分電盤でおこなう。
分電盤の一番右に並んでいる、安全ブレーカーをすべてオフにして、漏電ブレーカーをオンにしてみる。
これなら、漏電ブレーカーは落ちない。
次に、安全ブレーカーを一つずつオンにしていく。
どこかの安全ブレーカーをオンにしたときに、漏電ブレーカーが落ちれば、その安全ブレーカーに繋がれた回路もしくは、回路に接続された機器類に問題があるはずだ。
普通(あくまでもちゃんと工事されていれば)、ずらりと並んだ安全ブレーカーには、それぞれラベルが付けられていることは前記した。
今回の問題は、1F照明なるラベルが付けられている安全ブレーカーを入れると、漏電ブレーカーが落ちる。
でもなぁ、照明は、先に書いたとおり、すでにスイッチを切って切り離してあるので、スイッチのない照明か?っとか思って、それらしい照明の配線を外してみたりもしたが、状況は変わらない。
う~んと唸っていても仕方がないので、手と体を動かす。(頭もね)
それらしい場所にあるものを外してみたりもしてみたのだが、そうこうしている内に、1F照明の安全ブレーカーには、なんの配線がつながっているんだぁ?と思い、そちらを調べていくと・・
壁面にある、一部の(一部のってホントいい加減な工事でしょ)コンセントもその配線にぶら下がっていることがわかった。
で、様々な場所にあるコンセントに接続されている機器を外しては、試し、外しては試しを続けていった結果、原因が判明した!
それは、こいつだ!
中国製と書かれているAC マルチタップ。(テーブルタップ)
どれぐらい前のものなのかねぇ。
わからないけれど、スイッチが付いていて、節電できるとか思って、家族の誰かが買ったものだろうなぁ。(もしかしたら私かも)
ともかくこいつをコンセントから外すと、1F照明の安全ブレーカーは落ちないし、漏電ブレーカーも落ちないので、こいつが原因なんだろうなぁ。
一応、後日テスターであたってみたが、だめだろうなぁとは思っていたが、テスターで測った範囲では、異常は確認できなかった。
電気落ちるのは、嫌だなぁとは思いながらも、ほんとにこれかと思う部分もあったので、別のコンセントにこいつを繋げてみたところ、間違いなく漏電ブレーカーは落ちる。
ということで、原因の究明と対処(こいつはもう使わない)は、完了した。
このマルチタップは、漏電ブレーカーの動作確認には使えるだろうけれど、そんな物はいらねぇや。
不燃ごみにこのまま出すと、持っていく輩がいるので、事故でも起きたらまずいから、バラバラにして捨てよう。
あ~・・ゴミが増えてしまった。
と、いうことでまとめです。
こういったときの原因究明は、以下の手順で行なうのが良いのではいかと思います。
こんなところでしょうかねぇ。
先に書いたとおり、1F照明と書かれていても、どこにその配線が通っているか(コンセントなど)わからないので、それを調べるには、電球などの照明機器や、テスター(ほんとはこっちが便利)があると、通電しているかが確認しやすいですよ。
漏電ブレーカーが落ちると、家中の電気が全部落ちるので、エアコンも効かず、もう汗だくでの作業でしたよ。
でも、夜でなくて幸いでした。
なにかの参考になると良いかと思うので、書いておきます。
電気配線を行うのには、それなりに資格が必要ですが、ブレーカーの操作については資格は必要ないですよ。(当たり前だけど一応ね)
でも、ホントにバカみたいだけど、電話のモジュラージャックをいじるのにも、資格がいるんだよねぇ~
そんなのなら、勝手に外せるようにしておくなよって思う。
電子機器が大好きです。
プログラムを書くのをお仕事としていたこともあるので、両方できる PIC や Arduino を使って、いろいろな(役にあんまり立たない)ものを作っています。
実は UNIX 関連のお仕事も長かったので、Raspberry Pi もお手の物なのですけれど、これから触る機会が多くなるのかなぁ。
ボチボチ行きますが、お付き合いください。
若いころの写真なので、現時点では、まだ髪の毛は黒くてありますが、お髭は真っ白になりました。
愛車の国鉄特急カラーのカスタムしたリトルカブで、時々、秋月電子通商の八潮店に出没します。