【ととけん】2021年4月問題
Q1.小さい種類2種はツクシとホソと呼び分け、30センチを超えるような大きい種類は総称して「あご」ともいいます。鹿児島ではトッピーの愛称で親しまれる、この魚を選びなさい[2020年(第11回)3級(初級)から]
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【解答】➃トビウオ
【解説】暖かい海流に身を任せて北上し、沖縄から千葉沖、日本海の能登半島を越えたあたりまでとれるトビウオ。小さい種類2種はツクシ(筑紫)とホソ(細)と呼び分け、体長30センチを超えるような大きい種類はハマ(浜)トビ。これらを総称して「あご」とも呼ばれる。トビウオの水揚げ漁協日本一の屋久島近海では年間を通じて大小さまざまなトビウオが漁獲される。1~4月は、地元で「大トビ」といわれ体長約50?にもなるハマトビウオ、5~11月にはおもにすり身などの加工原料となるアヤトビウオが水揚げされる。
Q2.日本各地に生息するこの魚は、船釣りの対象として人気を誇ります。春の木の芽時期には、脂がのって身がしまり、刺身より煮付けか塩焼きでいただくのがオススメ。この魚を選びなさい。[2019年(第10回)2級(中級)から]
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【解答】➃メバル
【解説】春告魚メバルは、たけのこが出回る木の芽時期を中心に初夏にかけて旬を迎える。沖メバルともいわれる、メバル類で代表的なウスメバルは白身ながら旨みが強く、古くから身離れのよい煮魚の定番魚として人気がある。アカメバル(ウスメバル)に、浅場のクロメバル、シロメバルをまとめて「メバル」と呼んできたが、色目の違いだけではなく、それぞれ独立した種であることが近年、判明している。
Q3.象形文字に起源をもつ〈虫〉という漢字は、水中生物にも使われます。名前が一文字漢字で〈虫〉がつかない魚介を選びなさい。[2020年(第11回)1級(上級)から]
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【解答】➀アユ
【解説】アユは一文字漢字で「鮎」と表す。奈良時代ごろから使われ、それ以前は中国と同様、鮎はナマズのことだった。〈虫〉はもともと頭の大きな蛇「まむし」をかたどった中国由来の象形文字で、「蛇」や「蝮」(まむし)などに〈虫〉がついている。その〈虫〉がやがて水中の小動物を表すようになり、「蟹」(かに)、「蛸」(たこ)、「蛤」(はまぐり)などにも〈虫〉がつくようになった。なじみ深い魚介のなかで〈虫〉がつくものには、「蜆」(しじみ)や「蝦」(えび)も。
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