日本ハムにドラフト1位で入団が確実な早実・清宮に、即戦力となるための“手引き”が送られる。栗山監督は「食事、トレーニングのベースの指示は出す。体力的にしっかりすれば、いくらでも技術的なことはできる」。例年同様、清宮を含めた新人選手に来年1月の合同自主トレへ向けた体づくりのメニューを配布する。

 特に清宮は、高卒ながらすぐに1軍戦力として期待される。指揮官は「キャンプのときにしっかり走れるように。やりたいことが思いっきりできるように、準備をしてもらうよう伝える」。並の高卒新人とは違い、キャンプインから全力で打ち込んでもらい、ポジションを争ってもらいたいと考えている。

 もちろん清宮も、プロ入りを前に怠けるタイプではない。同監督が「ベーブ・ルースのよう。天真らんまんで、野球を愛しているのが伝わってきた」と評する野球に対する心と、球団が用意する練習メニューがあれば、ドラフト時よりさらにパワーアップした姿で入寮を迎えるだろう。