弼馬温
15 の例文
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以後は三蔵を乗せて旅をすることになる。悟空は元々天界で弼馬温をしていたため馬の扱いには慣れていた。弼馬温と同音のという猿は馬を病から護るという信仰に由来しており、登場場面では龍のときは悟空に打ち殺されそうになるが、道中で馬として悟空には大事にしてもらっている。
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おれを弼馬温に任じたが、それは天馬を飼う役で、官等にも入らない微賎の官だそうだ。
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やがて三蔵法師と孫悟空が通りかかった際、三蔵が太宗から賜った白馬を食らってしまい、悟空と戦って敗れ、馬に変化して乗用となった。なお天界で孫悟空は弼馬温に任命されている。これはサルには「避馬瘟」すなわち馬の疫病を避ける役割を持つという古い言い伝えとも関連している。
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俺は、悟空の文盲なことを知っている。かつて天上で弼馬温なる馬方の役に任ぜられながら、弼馬温の字も知らなければ、役目の内容も知らないでいたほど、無学なことをよく知っている。しかし、俺は、悟空の智慧と判断の高さとを何ものにも優して高く買う。
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悟空は大いに喜び、さっそくその赭黄袍を一着に及び、独角鬼王を先鋒の大将に取り立てることにしたので、鬼王は恩を謝し、 「時に大王には天上にていかなる職に就かれましたか」と尋ねた。「玉帝は賢者を軽んじ、このおれ様をば弼馬温に任じおったわ」 悟空はいまいましげに答えた。
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天界に行き不老不死の術を学ぶように耳打ちする。その気になった孫悟空は天界にむかい、そこでまみえた玉帝から弼馬温に任命されるが自由気ままに行動しては天界の秩序を乱すこととなってしまう。その行動を諌めようとする須菩提祖師と、それを悪用しようとする二郎神と牛魔王。
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悟空は元々天界で弼馬温をしていたため馬の扱いには慣れていた。弼馬温と同音のという猿は馬を病から護るという信仰に由来しており、登場場面では龍のときは悟空に打ち殺されそうになるが、道中で馬として悟空には大事にしてもらっている。元来龍であるためその尿を悟空が薬の材料にしたこともある。
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天上界の主宰者、天帝は石猿を討伐しようとするが、太白の意見で思い直し、官吏として天界に召すことで懐柔することにした。悟空は、天界の使者に喜び、弼馬温の官職に任命されたが、半月後にその身分が低いと知ってへそを曲げ、不意に脱走してしまう。地上ではすでに十数年経っていたが、帰還した美猴王を神としてかしずく猿たちに囲まれて気分がいいところに、独角鬼王という妖怪が訪ねてきて臣下となり、さらに褒めそやして煽てたので、有頂天になった悟空は斉天大聖と自ら号するようになった。
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弼馬温というのは、御馬監という役所の事務をつかさどり、その任務は天馬千頭の飼育にあった。悟空は官職の高下など全然知らないので、喜んでその職に就いたが、ちょうど半月ばかりたったころ、同僚の役人たちがかれの就職を祝して開いてくれた酒宴の席で、 「時にこのおれの弼馬温という官は何等官なんだ」 と、一同に尋ねてみた。
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李天王を「托塔李天王」と言うのはこのことを指すと物語では説明される。後に孫悟空が弼馬温の役職に不満を持って天界で暴れた時には、父やその部下の巨霊神とともに討伐に出るが敗退し、顕聖二郎真君を召喚することになる。悟空が三蔵法師に従うようになってからは、天帝の部下として天から取経の旅を見守り、何度かその困難を救うこととなる。
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井戸の底に映った月をつかみ取ろうとした見た猿猴が結局は水に落ちて溺死するという内容で、禅画や水墨画の画題となっている。サルはウマを守るといわれ厩の守護とすること自体は、伝承としては古くて広範囲に見られ、例えば孫悟空が天界に召されたとき、最初任ぜられた天馬の厩の担当官弼馬温は同音中国語の避馬瘟というサルはウマを守るものとの伝承がインドから中国に伝来したことによる。同様の伝承は日本に伝わり、中世の武家屋敷の厩でサルが飼育されていた様子は、男衾三郎絵詞の図像など馬小屋に猿を飼う事例があった。
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須菩提祖師から「孫悟空」の名と、72の変化術、觔斗雲の法などを授かり、東海龍王敖広から奪った如意金箍棒を操って、自ら斉天大聖と号する。これを危険視した天帝は、悟空を弼馬温や蟠桃園の管理人に任命して懐柔するが、繰り返される悟空の悪行に激怒。討伐軍を派遣し、悟空は二郎神に捕えられる。
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そこで玉帝が、欠員になっている官職をしらべさせられると、さいわい、弼馬温の官があいていたので、悟空をその官に任命された。弼馬温というのは、御馬監という役所の事務をつかさどり、その任務は天馬千頭の飼育にあった。悟空は官職の高下など全然知らないので、喜んでその職に就いたが、ちょうど半月ばかりたったころ、同僚の役人たちがかれの就職を祝して開いてくれた酒宴の席で、 「時にこのおれの弼馬温という官は何等官なんだ」 と、一同に尋ねてみた。
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師匠須菩提祖師から孫悟空という法名を授かり、七十二般の術と觔斗雲の術を身につけるがまだ満たされず、とうとう四海竜王の竜宮ひいては天界にまで殴り込みに行き、天界を統べる玉帝よりの位を授かる。当初悟空は弼馬温の実態も知らず喜んでいたが、後に弼馬温が只の馬飼いと知るや否やたちまち激怒し、自ら斉天大聖と名乗り、哪太子や顕聖二郎真君相手に天界で大暴れする。西王母の蟠桃を食らい、太上老君の金丹を平らげ、罰として八卦炉に入れられるも、悟空は「銅筋鐵骨 火眼金睛」の不死身の体となって生きのび飛び出した。
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