「東京裁判史観(自虐史観)を廃して本来の日本を取り戻そう!」
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する。
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( 東京裁判史観とは → https://tinyurl.com/ugz9qah )
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《 いま注目の論点 》
★なぜ声を上げない「尖閣危機」――酒井充さん
★「国賓中止」の決議 自民の及び腰に失望した――産経新聞
★朝鮮半島有事に日本は無関係か――江崎道朗さん
★国境紛争 二番煎じは失敗――矢板明夫さん
★駐留米軍削減 独の本音は――三井美奈さん
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“内なる敵”が日本を滅ぼす――門田隆将・作家/ジャーナリスト
【「新聞に喝!」産経新聞 R02(2020).07.12 】
国民の命をどう守るか。いうまでもなく、これは国家と政治家の最大使命である。だが残念なことに日本ではそのことを政治家やマスコミがほとんど理解していない。いわゆる“平和ボケ”だ。それどころか、日本人の命の敵となり、他国を利するために懸命に動く人もいる。私は、そういう人たちを“内なる敵”と呼んで論評してきた。
厄介(やっかい)なのは、その中に自分が日本人の命を危うくしているなどと露(つゆ)ほども思わず、自分はいいことをしていると、嬉々(きき)として活動に没頭する人たちがいることだ。自分が中国や北朝鮮の味方であることすら理解できていないのだ。
議論になっている敵基地攻撃問題を例にとってみよう。地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備が停止になり、あらためて敵のミサイルを発射前に破壊する能力について議論が生じた。ミサイルが発射されてから迎撃態勢に入り、これを撃ち洩(も)らした場合を考えれば、国民の命を守るには、発射されてからではなく、当然、発射前に叩(たた)くことが重要だ。
だが日本では国民の命よりも「敵基地」の方を守りたい勢力は大きい。立憲、共産、社民などの野党はもちろん与党の公明党もそうだ。
日進月歩のミサイル能力向上で迎撃が困難な中国や北朝鮮のミサイルも登場している。だが、先の政治勢力はもちろん、朝日や毎日は敵基地攻撃に大反対だ。
〈中国や北朝鮮、ロシアなどの反発を招き、かえって安保環境を悪化させてしまうおそれもある〉(朝日8日付)〈敵基地攻撃能力を持てば、周辺国の警戒感が高まり、安全保障環境を悪化させる可能性もある。専守防衛を逸脱することは許されない〉(毎日同)。日本を狙う中国や北朝鮮が泣いて喜ぶ論理である。
さすがに読売と産経は違う。〈「侵略戦争につながる」といった空疎(くうそ)な論議に終始してはならない〉(読売6月23日付)〈ミサイル攻撃から国民を守るために、より明確な方法に置き換える必要がある。ミサイル発射拠点を攻撃する「敵基地攻撃(反撃)」能力の保有も本格的に検討すべきだ〉(産経同29日付)
両者は、国民の命を守るための現実をどう見るかという点で全く異なる。攻撃してくるのは敵国であり、その基地を叩くのを阻止する勢力が国民の“命の敵”であることは間違いない。「日本よ、このままでいてくれ」と、ほくそ笑む中国や北朝鮮の味方は誰か。国民は、そのことを見据(みす)え、敵を利するための新聞論調も見極めねばならない。
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する。
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★なぜ声を上げない「尖閣危機」――酒井充さん
★「国賓中止」の決議 自民の及び腰に失望した――産経新聞
★朝鮮半島有事に日本は無関係か――江崎道朗さん
★国境紛争 二番煎じは失敗――矢板明夫さん
★駐留米軍削減 独の本音は――三井美奈さん
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“内なる敵”が日本を滅ぼす――門田隆将・作家/ジャーナリスト
【「新聞に喝!」産経新聞 R02(2020).07.12 】
国民の命をどう守るか。いうまでもなく、これは国家と政治家の最大使命である。だが残念なことに日本ではそのことを政治家やマスコミがほとんど理解していない。いわゆる“平和ボケ”だ。それどころか、日本人の命の敵となり、他国を利するために懸命に動く人もいる。私は、そういう人たちを“内なる敵”と呼んで論評してきた。
厄介(やっかい)なのは、その中に自分が日本人の命を危うくしているなどと露(つゆ)ほども思わず、自分はいいことをしていると、嬉々(きき)として活動に没頭する人たちがいることだ。自分が中国や北朝鮮の味方であることすら理解できていないのだ。
議論になっている敵基地攻撃問題を例にとってみよう。地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備が停止になり、あらためて敵のミサイルを発射前に破壊する能力について議論が生じた。ミサイルが発射されてから迎撃態勢に入り、これを撃ち洩(も)らした場合を考えれば、国民の命を守るには、発射されてからではなく、当然、発射前に叩(たた)くことが重要だ。
だが日本では国民の命よりも「敵基地」の方を守りたい勢力は大きい。立憲、共産、社民などの野党はもちろん与党の公明党もそうだ。
日進月歩のミサイル能力向上で迎撃が困難な中国や北朝鮮のミサイルも登場している。だが、先の政治勢力はもちろん、朝日や毎日は敵基地攻撃に大反対だ。
〈中国や北朝鮮、ロシアなどの反発を招き、かえって安保環境を悪化させてしまうおそれもある〉(朝日8日付)〈敵基地攻撃能力を持てば、周辺国の警戒感が高まり、安全保障環境を悪化させる可能性もある。専守防衛を逸脱することは許されない〉(毎日同)。日本を狙う中国や北朝鮮が泣いて喜ぶ論理である。
さすがに読売と産経は違う。〈「侵略戦争につながる」といった空疎(くうそ)な論議に終始してはならない〉(読売6月23日付)〈ミサイル攻撃から国民を守るために、より明確な方法に置き換える必要がある。ミサイル発射拠点を攻撃する「敵基地攻撃(反撃)」能力の保有も本格的に検討すべきだ〉(産経同29日付)
両者は、国民の命を守るための現実をどう見るかという点で全く異なる。攻撃してくるのは敵国であり、その基地を叩くのを阻止する勢力が国民の“命の敵”であることは間違いない。「日本よ、このままでいてくれ」と、ほくそ笑む中国や北朝鮮の味方は誰か。国民は、そのことを見据(みす)え、敵を利するための新聞論調も見極めねばならない。