羽生選手の国民栄誉賞受賞記念号ということで、たくさんの凛々しい袴姿を期待していましたが、思ったよりページ数が少なかったのが少し残念でした。表紙とピンナップと巻頭の6ページの特集で、どちらかというと凛々しい表情よりは笑顔や和やかな雰囲気のショットが中心です。会場入りの時の思わずひれ伏したくなるような、ただならぬやんごとなき感を醸し出していた写真もあれば嬉しかったのですが。とはいえ、誌面が大きいのでやはりどの写真も見応えがあり、特にピンナップの袴姿は羽織袴の生地や家紋の詳細な模様まではっきりと見て取れて、溜息ものです。日本男性の第一礼装として最上格の着物を一部のすきもなく着こなし、その格に全く引けを取らない堂々とした立ち居振る舞いや受賞コメントを見聞きして、ファンとして本当に誇らしい気持ちで一杯です。国民栄誉賞に相応しい、素晴らしい青年です。
紋付袴姿の立派な羽生選手を感慨深く眺めた後、ページをめくると2010-2018 Ceremony Galleryで、いきなりふっくらほっぺの初々しいスーツ姿の羽生選手が登場して、そのギャップにやられてしまいました。他も本当に素晴らしい写真ばかりで、中でも2014年の真央さんとのギネス認定でのツーショットが嬉しいのと、五輪連覇後の凱旋パレードの時の写真があまりに爽やか好青年で、目が釘付けになりました。
スーツギャラリーも素敵だし、ファンタジー・オン・アイス幕張公演とCwWの特集も迫力と躍動感に溢れていて、熱演がありありと伝わってきます。
クリケットクラブ新メンバーの紹介は、ボーヤンが移籍が不透明な状態のようですが、どうなるでしょうか？ ボーヤンの参加は羽生選手にとってもプラスになると思っていたので、少し心配しています。
最後の町田さんの特集は、初々しい羽生選手との表彰式シーンを懐かしく拝見しました。プロスケーターを引退されるとのことで、今後の活躍を祈っています。
国民栄誉賞の特集は少ないものの、初々しい少年時代から、堂々とした立派な青年に成長した羽生選手の美しく迫力ある写真をたくさん見られて、大満足の内容でした。ファン必見です。
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