【巨人】“星稜の慎之助”ドラ5山瀬「球界を代表するキャッチャーに」

スポーツ報知
原監督の写真を背にポーズを決める巨人5位指名の星稜・山瀬

 “星稜の慎之助”が、憧れの巨人のユニホームに袖を通す。巨人から5位指名された星稜高・山瀬慎之助捕手(18)の名前の由来は、巨人・阿部慎之助捕手(40)。「小さいころから阿部選手のようなキャッチャーを目指してきた。阿部選手が着ていたジャイアンツのユニホームを着られるなんて思ってもいなかった。すごくうれしい」と喜びをかみしめた。

 幼少時から阿部グッズを愛用し、マスクを上げる角度もマネしてきた。甲子園では阿部と同じモデルのプロテクターを着用し、ベンチでは阿部タオルで汗をぬぐった。名前をつけた父・貴幸さん(40)は「入団1年目から活躍して『すごい選手だな』と思って、男の子なら慎之助にしようと思った。巨人のファンクラブに入ります」と目を細めた。

 プロ野球選手としての目標は「阿部選手のように、球界を代表するキャッチャーになる」ことだ。宇ノ気小4年時からバッテリーを組んできた幼なじみのヤクルト1位・奥川には「2人で日本一のピッチャーと日本一のキャッチャーになれるように頑張ろう」とライバルとしてエール。そして“慎之助”の後継者として「将来的には巨人の背番号10を目指したいし、40歳までプレーしたい」と果てしない夢を描いた。(勝田 成紀)

 ◆山瀬 慎之助(やませ・しんのすけ)2001年5月4日、石川・かほく市生まれ。18歳。小学2年時に宇ノ気ブルーサンダーで野球を始める。宇ノ気中3年時に全国中学校軟式大会優勝。星稜高では1年秋から背番号2。3年夏に甲子園で準優勝し、U―18日本代表入り。高校通算13本塁打。遠投は120メートル。家族は両親と妹2人。177センチ、82キロ。右投右打。

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