Q-Successは10月28日(米国時間)、「New surveys on the usage of DNS server providers」において、DNSプロバイダーのシェアを発表した。DNSサーバは多くの場合、ドメイン名レジストラー、Webホスティングプロバイダー、DNSサーバプロバイダーなどによって提供されている。

Q-Successは今回、DNSサーバに関する統計情報ではなく、DNSサーバを提供している企業を対象に調査を行った。DNSプロバイダーのシェアは次のとおり。

順位 プロバイダ 割合
1 GoDaddy Group 11.9%
2 Cloudflare 9.9%
3 Endurance Group 5.0%
4 Amazon 4.8%
5 United Internet 3.3%
6 Web.com Group 1.8%
7 OVH 1.7%
8 Google 1.6%
9 Namecheap 1.6%
10 SiteGround 1.2%
11 Wix 1.2%
12 GMOインターネットグループ 1.0%
13 Hetzner 0.9%
14 Alibaba Group 0.9%
15 Aruba Group 0.8%
16 REG.RU 0.8%
17 DreamHost 0.8%
18 RBC Group 0.7%
19 Beget 0.7%
20 DNS Made Easy 0.7%
  • DNSサーバプロバイダシェア割合グラフ(2019年10月28日) - 資料: Q-Success提供

    DNSサーバプロバイダーのシェア(2019年10月28日) - 資料: Q-Success

世界的にはGoDaddy GroupのDNSが最も使われており、これにCloudflare、Endurance Group、Amazon、United Internetが続いている。Q-SuccessはDNSサーバプロバイダーは地域によって利用の傾向が大きく異なるともコメントしている。

例えば、GoDaddyは米国、カナダ、メキシコ、英国、インドで人気があり、United Internetはドイツ、ポーランド、スペイン、OVHはフランスとベルギー、Arubaはイタリア、RGC Groupはロシア、Alibaba Groupは中国、Locawebはブラジルで人気があるとしている。

ちなみに、日本ではGMOインターネットグループの人気が高くなっている。GMOインターネットグループは世界シェアは1.0%で12位につけている。