【巨人】ドラ1堀田賢慎は輝星と同じ低めに強いボール…安倍昌彦氏が投球受け魅力語る

スポーツ報知
185センチの長身から投げ下ろす本格右腕の青森山田・堀田

◆2019年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD(17日、新高輪プリンスホテル)

 「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が17日、都内のグランドプリンスホテル新高輪で行われた。巨人は「外れ外れ1位」で最速151キロの本格派右腕、青森山田高・堀田賢慎(ほった・けんしん)投手(18)を1位で指名。「流しのブルペンキャッチャー」でおなじみのスポーツライター・安倍昌彦氏(64)は、1週間前に堀田の投球を実際に受けたばかり。ミット越しに感じた魅力をスポーツ報知に語った。(構成・加藤 弘士)

 堀田君のボールは10月10日に受けたばかりです。もし甲子園に出ていたら、奥川君や西君と同じくらいの活躍をして、同じくらい高く評価されたと思います。

 185センチと身長があり、手足が長く、しなります。手足の長さが邪魔にならない、すごくいい投球フォームです。きれいに右腕が上がり、素直に振り下ろせる。フォームに関してはプロに入ってからも、大きく直されることはないでしょう。

 活気のある投げっぷりで、“シュルシュル”とボールの回転音が聞こえてきます。ただ投げるのではなく、投げる瞬間にグイッと指先でボールを押し込める。吉田輝星君と同じメカニズムで、低めに強いボールが来ます。長身のオーバーハンドで、高校生ではなかなかこのようなボールは投げられません。ベースの上で強く、変化球もベースの上で動く。プロで成功できる“大器”と言えるでしょう。

 ひと冬を越えて、体重は8キロ、球速も8キロ増したと話してくれました。他競技のアスリートのトレーニング方法を勉強して、取捨選択し、自身に合ったものを取り入れたそうです。「自分で自分を作っていける」野球人だと思います。

 取材では質問者の目を見つめながら、きちんと話ができる点も素晴らしい。彼がどんな野球人生を歩むのか、とても楽しみです。

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