新型肺炎、クルーズ船全乗客検査へ 下船は19日以降に
新型コロナウイルスの感染の拡大を巡り、加藤勝信厚生労働相は15日に記者会見し、横浜港で検疫中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の全乗客についてウイルス検査を実施する方針を明らかにした。
感染者と同室だった人を除く70歳以上の高齢者については既に検査を実施しており、70歳未満の乗客についても16日をめどに順次、検査を実施する。陰性と判明した場合は、14日間の健康観察期間が終わる19日から健康状態に問題がなければ順次下船する。
また、クルーズ船で新たに67人の感染が確認されたことも発表した。クルーズ船の感染者は計285人となった。
クルーズ船の乗客について、厚生労働省はこれまで発熱症状が出るなど感染が疑われる人や80歳以上の高齢の乗客などに検査を実施してきた。
ダイヤモンド・プリンセスでは今月5日以降、乗員乗客に相次ぎ感染者が見つかっている。
- 【関連記事】
新型コロナウイルスの感染症法上の分類が2023年5月8日に季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行しました。関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。
-
【よく読まれている記事】
- 新型コロナウイルスは体内にいつまで残るのか
- 「コロナに決してかからない人」はいるのか?