すっかり英語に定着した感のあるEMOJIですが、AppStoreで絵文字対応のアプリ、絵文字機能を持つアプリを手がけたことのある開発者にアップルから、この日本のスマイリーみたいなものの使用を今すぐ直ちにやめるよう通知が行ったようです。
iPhoneソフトウェア2.2は絵文字サポート搭載ですが、アンロックして実際絵文字を入力するには、若干のハックが必要です。その手間を省くアプリも出回ってます。
最近絵文字機能をアンロックしたばかりの「TypingGenius」開発チームの人はこんな風にまとめてます。:
本日付けでアップルから、App Storeから絵文字の痕跡をすべて削除しているという連絡があった。つまり:
- 絵文字関連の新アプリは全て、審査プロセスで却下される
- 絵文字以外に追加機能のない既存アプリはApp Storeから削除される(例えばEmotifunとiEmojiは既に削除された)
- 絵文字以外にも追加機能のある既存アプリ(例えばTyping Genius)は直ちにアップルにアップデートを提供しなくてはならない。
通知に含まれていないのは(少なくとも僕らの情報提供者はこう言ってます)、なぜ突然、絵文字を一斉検挙するのかという正式な理由説明ですね。絵文字は楽しいのに! でもまあ、地域の標準内に電話をキープするため、という説明は成り立つかも…。せっかくエモティコンをインストールしても、最新のiPhone(2.1以降)持ってる人しか受信できないわけで、何万人という利用者のうち何人がそのことに気付いてたか…。たぶんアップルが避けようとしてるのは、僕が思うに、この混乱じゃないかと…。
上記のTypingGeniusのガイは、機能不能にしたアップデート版はまだApp Storeの高等審議会とかなんとかの審査にも入ってないし、既にインストールしちゃった分の絵文字アンロック機能については(アップルも)削除しないはずだと話してます。それはナイスな約束ですけど…やっぱ長い目で見ると(ジェイルブレイク以外の)絵文字のお楽しみは行き止まりの道、という気がします…。
—情報ありがとう、Gary!
関連: iPod touchで絵文字を使う方法, 絵文字相互運用性の問題
John Herrman(原文/訳:satomi)
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