『モンスターハンターライズ』のカムラの里は『MHP 3rd』のユクモ村と同じ文化圏

温泉街から忍の里へ

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Nintendo Switchでの発売が迫っている『モンスターハンターライズ』は2010年の『モンスターハンターポータブル 3rd』以来、久々の和風世界観で展開する「モンスターハンター」となる。

「元々、和風やアジアンテイストは個人的に好きなモチーフなんですよ。『MHP 3rd』からだいぶ時間も経っていたので、『ライズ』で久々に和風テイストの『モンスターハンター』を作ることになりました」とディレクターの一瀬泰範氏は振り返っている。

「MHP 3rd」でもディレクターを務めていた一瀬氏に、両作の設定における共通点の有無について訊いてみると、興味深い繋がりが垣間見えたので、紹介したい。

「(『ライズ』の拠点である)カムラの里やフィールドについて、具体的にどの場所や国なのかは明らかにしていませんが、なんとなく『MHP 3rd』の近辺の地域だと感じられるようにしています。例えば『MHP 3rd』にも『水没林』のフィールドがあったので、そこで距離が近いとわかるかもしれません」と一瀬氏は語っている。

水没林の奥地にたたずむ遺跡が印象的な「水没林」は――体験版でもプレイできる「大社跡」と違って――日本以外の文化からインスパイアされたフィールドだが、ここには「MHP 3rd」との繋がりが隠されているのかもしれないわけだ。

『MHP 3rd』の拠点「ユクモ村」は温泉街だった(一瀬氏は「あの頃は、温泉に入りたい気持ちで作った」と振り返っている)が、カムラの里は忍の里をイメージにした場所となっている。

「隠密行動をするわけではないのですが、翔蟲を使ったアクションや壁走りなども忍者っぽいと言えるかもしれません。海外でも漫画などで忍者は人気なモチーフですし、いいフックになると考えました」と一瀬氏。

拠点の設定は明白に違うが、実はカムラの里とユクモ村で使われる異国の文字が同じだ。

「ゲームで具体的に触れてはいませんが、ユクモ村の文字も実は使っているので、同じ文化圏だということがわかると思います」

一瀬氏の説明からすれば、ストーリー上の明白な繋がりはなさそうだが、「ライズ」の世界のディテールを通して「MHP 3rd」との繋がりのヒントが見えてきそうだ。

『モンスターハンターライズ』は3月26日、Nintendo Switchで発売予定だ。

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