記事のポイント
- GX脱炭素電源法案が27日の衆院本会議で賛成多数で可決した
- 同法案では原発の運転期間を実質「60年超」とすることなどを盛り込んだ
- 国民的議論を欠いたまま進む同法案の主な問題点を3つまとめた
原発の運転期間を実質「60年超」とすることなどを盛り込んだGX脱炭素電源法案が4月27日、衆議院本会議で賛成多数で可決した。近く参議院で審議する。同法案では、原子力利用に関する「憲法」でもある原子力基本法を改正し、「国の責務」として原子力産業を支援することを明記した。法案について専門家は「安全神話をもとに作られており、その費用は将来世代にも影響が及ぶ」と話す。主な問題点を3つまとめた。(オルタナS編集長=池田 真隆)