テレビ朝日系の情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」のコメンテーターを務める同社社員の玉川徹氏による「虚偽発言」で新たな動きだ。テレビ報道を検証している一般社団法人「放送法遵守を求める新・視聴者の会」が近く、総務省などに放送法違反の疑いで、玉川氏とテレビ朝日の責任追及を求める申し入れ書を提出することが分かった。
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「テレビ局が(国民の財産である)『公共の電波』を使用して放送している以上、玉川氏とテレビ朝日は、放送法(第4条)の『報道は事実をまげないですること』『政治的に公平であること』などを守る必要がある」
視聴者の会の事務局長を務める経済評論家の上念司氏は、夕刊フジの取材にこう語った。
玉川氏は、安倍晋三元首相の「国葬(国葬儀)」翌日(9月28日)の放送で、別項のような発言をしたが、翌日の放送で「事実ではなかった」として訂正・謝罪した。テレビ朝日は今月4日、玉川氏を「出勤停止10日間」の懲戒処分とすると発表した。