鳥取や島根を走る山陰線で自動改札機が導入されたことが8月24日に地元テレビ局で報じられた。正直地元民以外は「え、自動改札? ニュース? どういうこと?」と混乱しているようだが、地元民は大喜びでTwitterがお祭り状態になっている。


自動改札機の導入がニュースになる理由


JR西日本の公式サイトで、松江・米子・伯備地区(出雲市~伯耆大山(ほうきだいせん)駅間、根雨駅、生山駅、新見駅)で、ICカード乗車券「ICOCA」を導入することが発表された。サービス開始時期は平成28年12月(予定)とのことで、これには地元民が「なんだってええええ!」「鳥取はスタバもできたことだし大都会の仲間入りやんけ!」と大興奮している。

というのも、鳥取県、島根県は自動改札機がない県であり、駅員が直接切符を切るという今の時代では珍しい光景を見ることができる。そのため、ICカード乗車券を使用することができなかったのだ。このニュースで初めて鳥取・島根の現状を知った県外の人たちは「生きている時代が違うとはこのことか」「日本にもこんな未開な土地があったのか」「っていうか鳥取と島根って区別つかねえんだよ!」と驚きの声をあげている。

自動改札が無い県はまだあるぞ!


鳥取・島根が晴れて自動改札デビューを果たすことになるが、実はまだ自動改札が導入されていない県がある。それは福井県、愛媛県(昔はあったが撤去された)、徳島県の3県だ。
一昨年までは宮崎県にも、石川県にもなく、鳥取・島根と合わせて“7大自動改札無い県”として君臨していたのだが、いまや組員は半数以下の3県に。石川県は新幹線開通の恩恵を受けて導入。宮崎県は2015年11月に導入、これにより九州地方全てで自動改札が導入されることとなった。

取り残された3県からの嫉妬は凄まじく「いい加減福井にも導入しろよ」「島根に負けるとか屈辱」「愛媛は昔はあったから……」「3県だけ残すとか晒し者やんけ! まずは愛媛に導入せよ」との声があがっている。ちなみに、都道府県の人口ランキングは最下位が鳥取、46位が島根である。この2県に導入されたのだから、他の3県も近い将来の自動改札導入を期待しても良いかも。


画像出典:Kojach / Yokohama Station: Ticket Gates II (from Flickr, CC BY 2.0)