楽曲制作会KMM — DTMのはじめ方【KMMに入りたいと思っている初心者の方へ】...

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DTMのはじめ方【KMMに入りたいと思っている初心者の方へ】

こんにちは!慶應義塾大学公認DTMサークルことKMMに所属している仮眠と申します。

この度、KMMからDTMに関する情報発信をはじめることとなり、記事を書かせていただくこととなりました。

ズバリ、今回は「どうやってDTMをはじめればよいのか?」について取り上げようと思います。

大学に入って作曲をしてみたい!と思ったはいいが知らないことだらけ…という方の参考になると嬉しいです。

1.DTMに必要なもの

DTMに必要なものというと何があげられるでしょうか。実をいうと、最悪PCとDAW(パソコン上で動く作曲ソフト)だけでも構いません。

そうはいっても、PCも、DAWも、安い値段で売っているものはあまりないですし、これからガッツリDTMやるぞ!と思っていらっしゃるならば、どうしてもはじめに高めのPCを買ったり、高めのDAWソフトを買わないといけません。だからこそ、ハードルは高くなってしまいますよね…。

ですが、高いお金を払ってDAWソフトを買ったならば、それだけ作曲をするぞ!と自分の覚悟を決めることにもなります。作曲に奮闘して、自分の曲が出来た時にはこの上ない達成感があるはずです。初心者の方はわからないことだらけだと思いますが、心配ご無用です。KMMはそんな初心者を全面的にサポートしていきます。

DTMという大海原に漕ぎだすための補助輪は我々が用意しています。DTMの大海に乗り出したい!と、そう思っているあなたは、高い船を買っても損はないはずです!

実際にもっと作曲の環境を良くするとなると、モニターヘッドホン・モニタースピーカー・オーディオインターフェース・MIDIキーボード(自分の声を入れる場合はマイク)などが必要になってきますが、それらの説明は後発の記事に任せましょう。

1.1 様々なDAW

前述したDAWと呼ばれる作曲ソフトにはいくつか有名なものがあります。いずれも、体験版や簡易版などでフリーのものがあるにはあるのですが、有料であることには変わりありません。自分の作りたい楽曲との相性などもありますので、まだDAWを買われていない方はじっくり考えてから買うのがいいかもしれません。以下にあげるのは、我々KMMの中で主に使われているDAWです。ここにあげているDAWは基本先輩がサポートできると考えてもらって構いません!

Logic Pro X…

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Apple純正のDAWソフトです。残念ながら、Apple専用。macユーザーならここから初めて間違えはないでしょう。ソフト価格自体も、他のDAWソフトと比べてかなり安くなっています。無料版のGarageBandも試せていい感じですね。

Studio One…

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直感的な操作を売りにしています。本サークルのメンバーだと、ボカロPでこのDAWを使っている方が多いです。簡易版から完全版まで、いくつかのグレードがあるので、とっつきやすいかもしれません。

Cubase…

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国内シェアナンバーワンのDAWです。ボカロを動かすのに便利なソフト規格があります。宅録をする人に多い印象です。使用者から聞く限り、オールマイティでいろんなジャンルに使えるそうです。

FL studio…

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多くのEDM系アーティストに親しまれ続けているDAWです。そのUIは、他のDAWと作り込みの面から一線を画しています。ダンスミュージックに特化したUIだそうで、EDM系音楽を作りたい人にはぴったりのDAWかもしれません。

Ableton Live…

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DJをやられているようなアーティストにこのDAWは有名です。実は世界シェア1位で、DJのサポーターとしても扱える優れものです。シェア1位ゆえにabletonのhow to動画はネット上に多いかもしれません。

1.2音楽に関する知識

これは物質的なものではなく、習得するのに難しさのある部分でもありますが、作曲にはいくらか知識が必要になります。これは「ジャンル」に関する知識ともいえるかもしれません。どんな音楽にも、様式美のようなものがあります、たとえばロックであれば、イントロ→AメロBメロ→サビのような展開の変化が通例で、これはそのジャンルの音楽をたくさん聞いていくとわかってくるものです。こういった音楽にはどんな楽器が使われて、どんな展開がなされるのか?そういった疑問を念頭に置いた曲の視聴が、DTM上達の鍵にもなっています。

では、実際にDTMで作曲を学ぶために必要な道具はどんなものなのでしょうか。実は、DAWを買って、好きな曲をたくさん聞くだけでは大事な道具が足りていないのです。

2.DTMの主要な道具

作曲には多くのTipsがあります。それは、作曲センスといったものに縛られません。多くの場合、憧れのアーティストがいて、そんな人とおんなじ音を出してみたい!というところから始まります。そういったときに必要とされるのは「技術」です。なんと、学べるのです。そんなときにDTMerの友人がいると大変心強いです。KMMという環境では、独学ではすぐに知り得ないことを簡単に手に入れられる場が揃っています。ぜひ、DTMの奥深い知識を得るためにも、KMM入サーを検討してみてください。共にDTMを学びあい、知識を共有しあえる友人がたくさんできること間違いなしです!

そうはいっても、ブログの上で初心者の方に伝えるべき最低限のことはいくつかあります。それが、DTMの核を成すプラグインとサンプルです。DAWソフトだけあっても難しいのがDTMです。DAWを買ったけど、そこから何も作れない..となって挫折するパターンがよくありますが、もしかしたらそれは、サンプルやプラグインで解決することなのかもしれません。

2.1 プラグイン

プラグインとは、DAWを曲作り用のスマホだとすると、そのスマホに入れることのできる(無料/有料の)アプリです。ですから、もともとDAW(=スマホ)に入っているようなプラグイン(=アプリ)などもあるのですが、皆さんがスマホを使っている時に思うように、物足りなくなって別のメーカーから出ているプラグインを入れてしまうのが常です。スマホがあっても人と連絡できる手段が電話とメールだけだと困りますよね。DTMをやっていると、そんな気分でLINEやtwitterのような既製品よりも便利な有名プラグインを入れたくなるのです。

プラグインには大きく2種類のジャンルがあります。

①DAW上で楽器として使えるもの

②その楽器に何かしらの効果を与えるもの

他にもこのジャンルには入らないようなプラグイン(例えばアナライザー)もありますが、大まかに言えば、この二つに区分できるでしょう。

①の代表例はシンセサイザーとよばれるものです。どんな電子音楽にも、どんなポップスにも(純粋なクラシックやロックでもない限り)使われる楽器であり、現代音楽の覇権を握っているとも言えるのではないでしょうか。

詳しい説明については部員のGEEKが解説記事を書いています。参考にしてみてください。GEEKの書いたシンセサイザーに関するコラムはこちら

②は総称して、エフェクターと言います。

代表例はたくさんありますが、厳選したいくつかのものを紹介します。

一つ目がリバーブです。似たようなものに、エコーやディレイなどがあります。なんとなく反響しているような音、お風呂に入っている時のホワンとしたような音、そういった音の広がりを作るためのエフェクトとして使われます。

二つ目が、ディストーションです。音自体にざらついたひずみのある音色を付与させるのに使用します。

そして、EQ(イコライザー)です。イコライザーは大変重要なエフェクターです。どんな楽器にも高い音の成分から低い音の成分まで、たくさんの音が混ざっています。そんなおきに、特定の音域だけを小さくしたり大きくしたりするのにEQは使われます。

他にもたくさんのプラグインが存在します。詳しく知りたい方はセール情報などをチェックする過程で知っていけば良いのではないでしょうか。有名なセール情報のまとめサイトにComputerMusicJapanというサイトがあります。適宜確認していると知らないワードがたくさん出てくるでしょう。でも、ワードさえわかればこっちのもんです。調べてみてください。KMMに入れば、そのワードについて詳しく解説できる仲間もできます。困り果てることはないのです。

ComputerMusicJapanはこちらからチェックできます。

2.2 サンプル

サンプルとは、端的には借りてきたオーディオファイルのことなのですが、多くのDTMの場面で使用されます。

特定の音楽ジャンルのような音楽を作りたい!となった際に、欠かせない有名なサンプルというのは必ず出てきます。そんな時に先人の遺産たるサンプルを使わずして、かっこいい曲は作れません。曲の重要なパーツとしてサンプル素材は重要な役割をなすのです。

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有名なサンプル素材配布サイトにspliceがあります。月額1000円以下で100個分のサンプルをダウンロードできる優れもの。しかも、大変良質なキックの音やスネア、ボーカル関係の音ネタまで、豊富に揃っています。

公式HPはこちらです。

3最後に

「この曲にあるこの音、特徴的だけどなんなんだろう?」という疑問はよくあることです。そんな時は周りのDTMerに聞いてみましょう。同じ悩みを経験した仲間の知恵を借りることができれば、DTMスキルの向上が一段と早まることでしょう。

KMMはその意味で、DTMerにとって恵まれた環境であるといえるでしょう。

たくさんわからないことがあろうと、困ったら(ネット以外で)質問できる人々がいるからです。ネットには転がっていないようなtipsを話してくれる人だっています。一人じゃ挫折してしまうかもしれないDTMも、みんなでやれば楽勝になリます。そんな仲間たちが欲しければ、是非ともKMM入会を検討してみてください!本記事では伝えきれていない多くのノウハウがKMMにはあります!続々と挙げられるKMM部員製作の解説記事にもご期待ください。

 (執筆者略歴)

仮眠、慶應義塾大学理工学部情報工学科(2年)。DTM歴は去年から初めてちょうど一年くらい。昔からロックサウンドを嗜んでいたけれど、ある時からEDM系電子音楽の良さみに目覚める。初めてからはずっとFutureBass系サウンドをめざしてDTMをしている。最近は日本のFutureCoreシーンにどっぷりハマっている。使用DAWはLogic Pro X。twitter:@kamywu

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#DTM #Music