コンビニエンスストア大手のローソンは、インターネット通話ソフト「Skype」で有料機能を使うためのクーポン「Skypeクレジット」の取り扱いを始める。日本におけるクーポンのリテール向け総販売代理店である伊藤忠商事が、電子決済のウェルネットと協力し、ローソンの店内端末「Loppi」を通じてクーポンを販売する。

 Skypeはネットに接続したパソコン同士で無料の音声通話できるほか、有料機能として一般電話との通話や、電話への転送、ボイスメールなどが行える。通話料金は日本の固定電話へ発信する場合が1分2.66円、米国への発信が1分2.38円。伊藤忠はローソンを通じ、500円―5000円のクーポンを1枚単位で販売する。店内端末を設置した全国8699店舗で取り扱う。

 伊藤忠は2008年10月にルクセンブルクSkype Technologiesと業務提携し、それまで国内ではネット上でのみ販売していた有料機能用のクーポンを、実店舗で販売し始めた。すでにコンビニ大手のファミリーマートが、各店舗にある店内端末で同クーポンを取り扱っている。

■関連情報
・伊藤忠商事のWebサイト http://www.itochu.co.jp/