広報ウーマンネット主催の「PRスキルアップセミナー」に参加してきました。 | ビジネスに効くクスリ

広報ウーマンネット主催の「PRスキルアップセミナー」に参加してきました。

ようやく今年2度目の更新。ああ、アルファブロガーへの道のりは険しい(笑)
さて、今日は土曜日でしたが仕事してきました。
仕事と言っても「セミナー」
明らかに広報ウーマンじゃないけれど、広報ウーマンネットさんが主催の「PRスキルアップセミナー」に参加してきたのです。

主催者が主催者だけに会場の3分の2は女性の広報ウーマンばかり。
男性も参加可能でしたし、何より今回のテーマが「エンドユーザーと向き合う広報コミュニケーション ブログ・SNS・twitter ソーシャルメディアとPRの付き合い方」というものでしたので、迷わずエントリー。

ゲストスピーカーもニューズ・ツー・ユーの神原さんやアジャイルの徳力さんサントリーの石原さんなど。
お三方ともに非常にお話が上手で自分の仕事のヒントにもなるようなネタばかりでとても有意義でした。

今日の模様を詳しく知りたい方はtwitterのコチラを。

まず、神原さんの講義、とってもわかりやすかった。
拝聴してぜひ著書を読みたくなりました。
PRとPR枠の違いや、ペイドパブとパブの違い、PRと広告の違いなど、現場にいる広報ウーマンや広報マンでも実は理解していないことやあやまった運用をされている可能性など。現場の人間はもちろん、企業の経営層にもきちんと理解していない方は多いのではないでしょうか。

プレスリリースとニュースリリースとの違いや、企業発信のニュースリリース周辺にブログやソーシャルを絡ませることで事実を多面的に伝えることができ、情報に流通性が生まれるというのも価値ある活動なんだなと改めて感じました。

ITリテラシーという言葉はよく耳にしますが、「PRリテラシー」の高い人間がこれからの企業価値をきちんと高められる存在になるでしょうし、無責任なマーケティング活動をやっても許される時代ではないでしょうし、広報担当者は日々勉強しなくちゃなあと実感した次第です。

続いて徳力さんのお話。
ワタシがセミナーや講演でよくお話を伺う講師の中でも徳力さんのお話は何度でも聞きたい。
定期的に聞いて、自分を鼓舞するって感じでしょうか。

・インターネットの本当の価値は「双方向に生まれる声」
・インターネットは一度に大量に伝達するのは苦手
・actionを起こしたことがない人のエントリーでshareは絶対に起こらない

ネットにどっぷり浸かって仕事をしていても忘れがちになるフレーズかもしれません。
肝に命じておかなきゃ。
徳力さんがおっしゃるように今の時代は「面倒くさいけどチャレンジしがいのある時代」だと思います。

最後に、サントリーの石原さん。
何年ぶりでしたか、昨年ウィスキーの生産量が増えたというニュースがありましたが、その大きな要因ともなったサントリーの角ハイブームの火付け役。
この1~2年の活動が実を結び、昨年1年間でハイボールが飲めるお店が4倍の6万店になったんだとか。小雪のCMももちろん男心をくすぐったに違いないが、ターゲットとなる人間が存在する場所をきちんと理解してそのターゲットに応じたメディアを使い分けると、大きな成功になるんだなあと。
テレビCMは派手ですが、その後のコミュニケーションをきっちりと設計するとキャンペーンやプロモーションはしっかりと実を結ぶんですね。

ワタシ自身も最近よくハイボールを飲みますが、ビールの量は変わらず、ハイボールが増えました。その結果、何かが減りました。それは酎ハイですかね。
石原さんもおっしゃってましたが、国民のアルコール摂取量は横ばいか減少傾向です。あるモノがブームになる裏でシェアを落とすモノもあるということを忘れてはなりません。
これまであまり飲まなかった方が少しでも飲むようになったというのはあるかもしれませんが。

今日はこれくらいにして、ワタシも角ハイボールで一日を締め括りましょうかね。