台湾総統候補の蔡氏、訪米で懸念を払拭 穏健な対中政策評価
【ワシントン=山下和成】5月末から訪米中の台湾の最大野党・民進党の蔡英文主席が、米国からの懸念払拭に一定の成果を挙げた。2016年1月の総統選挙に出馬するが、急進的な独立姿勢でなく、安定的な対中政策を目指す姿勢が評価された。8年ぶりの政権奪回を視野に入れる同党は今後、中国と妥協点を探れるかが課題となる。
「多くの人々と意見交換ができた。米国の善意に感謝する」。蔡氏は5日、首都ワシントン近郊で満足...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り794文字