久しぶりに読み返してみました。やっぱりいい本です。
藤澤さんの馬に対する愛情がひしひしと伝わってきます。
馬に責任を押し付けないというか、馬に対する考え方や接し方が
ものすごく誠実で、しかもまったくぶれません。
馬の育て方についての話ももちろん深く、合理的で感心するのですが、
その合理的な考え方の根底にあるのが、競争心とか成果主義とかじゃなくって、
馬に対する愛情っていうのが、やっぱりすごい。
競走馬を幸せにする方法を突き詰めたらこうなった、みたいな。
文章も、藤澤さんの人柄がにじみ出ているというか、
あの素朴でまったりした口ぶりでしゃべっているみたいな感じで、
なんか励まされるというか、胸があたたかくなります。

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競走馬私論: プロの仕事とやる気について (祥伝社黄金文庫 ふ 5-1) 文庫 – 2003/4/1
藤澤 和雄
(著)
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- 本の長さ311ページ
- 言語日本語
- 出版社祥伝社
- 発売日2003/4/1
- ISBN-104396693125
- ISBN-13978-4396693121
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登録情報
- 出版社 : 祥伝社 (2003/4/1)
- 発売日 : 2003/4/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 311ページ
- ISBN-10 : 4396693125
- ISBN-13 : 978-4396693121
- Amazon 売れ筋ランキング: - 200,166位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 104位祥伝社黄金文庫
- - 130位競馬 (本)
- - 15,474位エンターテイメント (本)
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- 2010年4月23日に日本でレビュー済みフォーマット: 文庫Amazonで購入
- 2005年5月27日に日本でレビュー済みフォーマット: 文庫Amazonで購入森秀行調教師の書かれた書籍を読んで、関東で有名な調教師
である藤沢調教師の書籍もどんなものかという気持ちで購入
してみました。
全体を通して、藤沢調教師の馬に向ける優しい眼差しを感じ
ます。藤沢調教師の心に刻まれている言葉「Happy people make
happy horses」。馬さん達を管理する人間がきちんとしてい
なければ、馬さんもきちんと育たない。このことは職種に関
係なく通用する考え方かもしれません。当事者である人間が
生き生きしていなければ、仕事の結果も大したものにはなら
ないという意味で。それではお客さんに迷惑がかかってしま
いますしね。
競馬のことを全く知らない方でも、競馬の世界というほとん
どの人が知らない世界で仕事をしている一調教師の言葉に耳
を傾けるのもいいのかもしれません。何かしら、新鮮な息吹
を吹き込んでくれるかもしれませんし、仕事に対する姿勢が
少し変化するかもしれません。
04年度の年度代表馬であるゼンノロブロイ、05年度も藤
沢調教師のもとで故障することなく、元気に活躍していって
ほしいと思います。とにかく競走馬の一頭でも故障がないよ
うに無事に走ってほしいと、本書を読んでそういう風に思っ
てしまいました。。。
- 2006年2月18日に日本でレビュー済みフォーマット: 文庫Amazonで購入藤沢師の本では、いかにして馬を故障させないように調教するかがかなり詳しく書かれています。
栗東の森調教師の本と読み比べてみると、非常に興味深いです。 両調教師とも、海外競馬へ積極的に出かけて行く稀有な調教師です。 両師とも似ている様で、どこか違います。 しかし共通しているところは、馬のことを第一に考えているという姿勢です。
そして、実際に両師ともに現在の東西のトップトレーナーとして君臨しているあたり、いかに今までの競馬社会が旧態依然としていて、そこに風穴を開けているかというところです。
- 2013年12月23日に日本でレビュー済みフォーマット: 文庫藤沢和雄のモットーは「ハッピーピープル・メイク・ハッピーホース」。
“ビーチハウス”のようなくせ馬を鍛えて一人前することが最大の仕事。
年齢(とし)をとった馬が走らなくなるのは(勝てなくなる)、競争意欲がだんだんと薄くなっていくからではないか?
という仮説を立てている。
出てくる主だった馬たち
シンボリルドルフ(調教助手時代)
ガルダン(リードホース、八歳馬)
ビーチハウス(くせ馬、ジョン・マルドゥーン)
クロフネミステリー(海外初挑戦、ディスタフ・ハンディキャップ)
タイキブリザード(海外G1初挑戦、ブリーダーズ・カップ)
タイキシャトル(海外G1初勝利、ジャックマロワ賞)
一流調教師の感覚、考え方が著されている。
- 2005年7月28日に日本でレビュー済みフォーマット: 文庫「お馬さん」 馬のことを時にそんな呼び方をする藤澤和調教師の姿を
見ている多くの人は、温厚な人というイメージを持っていると思う。私
自身もそうであったし、読後の今もそれに変わりはない。しかし、当然
のことながらリーディングトレーナーまでに上り詰めるまでには、細部
に至るまでのさまざまな試行錯誤を繰り返してきたことがわかる。調教
の付け方や馬房の掃除の仕方、スタッフのモチベーションの保ち方など……。
馬に携わりイギリスに渡り、現在の至るまでの足跡が時系列で語られて
いる一冊。淡々と語る中にも、現在の競馬サークルへの意見や、岡部騎
手や森調教師、厩舎スタッフなどの過去のエピソードなども書かれてい
る。
とにかく思うことは、藤澤和調教師は「すべては馬のため」といつも心
がけていること。とにかく馬が最優先。そして、それは簡単なことのよう
で、実はとても難しい。そういった徹底した姿勢があってこそ、今の地位
があるのだと改めて納得させられた。よくある「成功したから言えるんだ
ろ」と思える部分もなく、とにかく事実に対して真摯に書いていることに
も好感が持てた。ファンの立場からはなかなか知ることのできないことも
書かれていて、読んで損のない一冊だと思う。
減点の☆1つ分は、「あれ? いつの間に結婚してたの?」と文中で感じ
たこと。3行でも良いから触れてほしかった。
- 2003年5月27日に日本でレビュー済みフォーマット: 文庫今年のダービーの舞台に3頭を送り込む現在競馬界No.1の藤澤調教師。
競馬社会の外から単身渡英した下積み時代から、
帰国後の調教助手時代に感じた本場とのギャップ。
そしてルドルフとの出会い、厩舎開業からの努力、海外挑戦と、競馬界きっての知性とセンスに溢れる藤澤調教師の純粋な馬への思いが書き綴られている秀作です。
藤澤調教師らしく何よりも馬中心の内容ですが、時折登場する、岡部騎手や関西の雄・森調教師など、ニャっとする話も。
シンボリ牧場や、大樹ファームとの関係など馬主と調教師の関係など、馬券だけ買ってたら分からない人間模様などもあり必読の一冊です。