幅広い実践力、それに支えられた深い思想、そして軽快なフットワーク。
この領域で広範な仕事をするために、必要な資質を全て備えているような人物が、糸賀一雄である。
本の最後にある「人間は生まれた時から社会的存在」「すべての人間の生命が、その発達を保障されるべき」「施設の役割とは、発達を保障するための社会的資源のひとつ」といった糸賀の言葉には、彼の人間や事業に対する普遍的な見方が示されている。今日でも十分に通用するものの見方である。

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復刊 この子らを世の光に 近江学園二十年の願い 単行本 – 2003/12/16
糸賀 一雄
(著)
- 本の長さ315ページ
- 言語日本語
- 出版社NHK出版
- 発売日2003/12/16
- ISBN-104140808365
- ISBN-13978-4140808368
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
日本の重症障害児福祉の草分け「近江学園」の建設史。障害児と共に暮らす著者の眼は温かく鋭い。糸賀人生読本であると同時に、日本の社会福祉事業の貧困を深く考えさせる告発の書でもある。65年柏樹社刊の復刊。
登録情報
- 出版社 : NHK出版 (2003/12/16)
- 発売日 : 2003/12/16
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 315ページ
- ISBN-10 : 4140808365
- ISBN-13 : 978-4140808368
- Amazon 売れ筋ランキング: - 339,758位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2018年6月3日に日本でレビュー済み
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2018年5月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
地元滋賀の福祉関係の方の話で、共感できる部分が多かった
です。精神病院で都度4回2年余を過ごした私には他人事に
感じられなかったです。
です。精神病院で都度4回2年余を過ごした私には他人事に
感じられなかったです。
2019年12月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
障害者のグループホームを開こうと、
さまざまに日々働いている。
行き詰まったタイミングで
この本に出会い、自分の身に
置き換えて読んだ。
手元に置いて、
バイブルにしよう。
さまざまに日々働いている。
行き詰まったタイミングで
この本に出会い、自分の身に
置き換えて読んだ。
手元に置いて、
バイブルにしよう。
2017年8月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現在の福祉の礎を築いた一人。糸賀一雄氏の経験、実践が描かれている。相模原のやまゆり園の凄惨な事件や、福祉の仕事の表面ばかりが捉えられがちな昨今、福祉の根本、考え方を学ぶことができる良書。福祉に携わる人だけでなく、全ての人に読んでほしい。
2014年7月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
電子版、便利です。暗くても読めるし。内容はまだ全て読んでませんが。
2011年8月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
その生きざまがまるで映画のように眼前に見えてくるよう。
先生の心が、読む者の魂をはげましてくれる。
こんなふうに、生きていきたい、と素直に思えてくる。
よかった。
読めて。
うれしい。
師をもてて。
先生の心が、読む者の魂をはげましてくれる。
こんなふうに、生きていきたい、と素直に思えてくる。
よかった。
読めて。
うれしい。
師をもてて。
2017年1月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
第28回介護福祉士国家試験の第一問。
何が書かれているのか興味を持って入手した。読み進めていくうちに50年前の思想が、現代になって改めて問われていることに、粛然とした。
著者が生きてきた時代性もあるのだろう、文章は気負いがあふれ、当時の日本社会を背負って再建する人々が共通して持つ熱量があり、表現上の不一致が目立つことも手伝って、現代のライト感覚な表現に慣れた人々には読みにくいかもしれない。なにより、この類の書籍は、娯楽性とは無縁で、軽薄な○×クイズの延長線上にある「気にいった」云々の評価方法はそぐわない、と感じる。
国家試験の出題者の姿勢には疑問を感じる。近江学園の思想は素晴らしいのはいうまでもないが、新刊で入手できなくなった著書を出典にするのはいかがなものか。「福祉の道を志すのなら読んでいて当然」と思ってのことだろうが、出版社が絶版にして久しいものにふれる機会はそうそうなく、あるとすれば福祉研究者の書架がほとんどで、かろうじて大きな図書館ぐらいだろうか。書籍をとりまく現状への疎さもうかがえるが、第28回介護福祉士国家試験の第一問は、ある種、出題者から出版社に対する果たし状のようにも思える。今回、中古本で入手したが、定価より高いプレミアだったのは、あの国家試験の影響もあったのかもしれない。だから入手できたのは僥倖であるが、それゆえに星評価方法は四つとさせていただく。重ねて記す。星評価はこの本の主題にはそぐわない。レビューを読んで、興味を持ったら探してみることを薦める。その価値はある。
何が書かれているのか興味を持って入手した。読み進めていくうちに50年前の思想が、現代になって改めて問われていることに、粛然とした。
著者が生きてきた時代性もあるのだろう、文章は気負いがあふれ、当時の日本社会を背負って再建する人々が共通して持つ熱量があり、表現上の不一致が目立つことも手伝って、現代のライト感覚な表現に慣れた人々には読みにくいかもしれない。なにより、この類の書籍は、娯楽性とは無縁で、軽薄な○×クイズの延長線上にある「気にいった」云々の評価方法はそぐわない、と感じる。
国家試験の出題者の姿勢には疑問を感じる。近江学園の思想は素晴らしいのはいうまでもないが、新刊で入手できなくなった著書を出典にするのはいかがなものか。「福祉の道を志すのなら読んでいて当然」と思ってのことだろうが、出版社が絶版にして久しいものにふれる機会はそうそうなく、あるとすれば福祉研究者の書架がほとんどで、かろうじて大きな図書館ぐらいだろうか。書籍をとりまく現状への疎さもうかがえるが、第28回介護福祉士国家試験の第一問は、ある種、出題者から出版社に対する果たし状のようにも思える。今回、中古本で入手したが、定価より高いプレミアだったのは、あの国家試験の影響もあったのかもしれない。だから入手できたのは僥倖であるが、それゆえに星評価方法は四つとさせていただく。重ねて記す。星評価はこの本の主題にはそぐわない。レビューを読んで、興味を持ったら探してみることを薦める。その価値はある。
2013年9月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本は私の原点になる大切な本なのに、引っ越し等でなくしてしまいました。初版本を新品同様で購入できて、感激!