人々の記憶は簡単に忘れさられるもの。東日本大震災での教訓を活かし、変えていかなければ、未来の悲劇は繰り返されてしまう。
改めて深く考えさせられる内容です。

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みえない雲〔小学館文庫〕 (小学館文庫 ハ 6-1) 文庫 – 2006/11/7
世界の原発史上最悪の事態となったチェルノブイリ爆発事故から20年が経つ本年12月、1本の映画が公開される(シネカノン有楽町にて'07年正月第一弾ロードショー)。あるドイツの原発で爆発事故が起き、町はパニックに陥り何の罪もない市民が巻き込まれるというドラマだ。本作品はその原作である。被爆した14歳の少女が見た社会の混乱と肉体的な疾患のリアルな描写は、ドイツの約3倍の原発を持つ我が国にとってあまりに衝撃的な近未来小説である。
- 本の長さ281ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2006/11/7
- 寸法10.5 x 2.8 x 14.8 cm
- ISBN-104094081313
- ISBN-13978-4094081312
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2006/11/7)
- 発売日 : 2006/11/7
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 281ページ
- ISBN-10 : 4094081313
- ISBN-13 : 978-4094081312
- 寸法 : 10.5 x 2.8 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 389,340位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2017年9月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2023年4月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
"『ヒバクシャ?』ヤンナ-ベルタはそれが広島の原爆での生存者をさし、今やグラーフェンハインフェルトを生きのびた人々をも意味するのだということを初めて知った"1987年発刊の本書はチェルノブイリ原発事故の翌年に発表された警告に満ちた一冊。
個人的にはメタバース、clusterで主宰する読書会の課題図書として手にとりました。
さて、そんな本書はあるドイツの原子力発電所で突然に爆発事故がおき、14歳の主人公のヤンナ-ベルタは、汚染された空気が迫ってくる中で弟のウリとともに右往左往しながら避難を開始するのですが。
まず、社会問題をテーマに大人、青少年向けに作品を発表している著者のことは本書で初めて知りましたが、とても【読みやすく、緊張感のある】テキストだなと感じました。
また、本書はチェルノブイリ原発事故を受けて発表された作品ですが。日本に住む私たちからすると、やはり福島原発事故を想起される部分があって、ヤンナ-ベルタが『ヒバクシャ』として、様々な人たちに迫害される描写には重たい気持ちになりました。
原発について。様々な気持ちがある方へ。また、これからの世代の方々にオススメ。
個人的にはメタバース、clusterで主宰する読書会の課題図書として手にとりました。
さて、そんな本書はあるドイツの原子力発電所で突然に爆発事故がおき、14歳の主人公のヤンナ-ベルタは、汚染された空気が迫ってくる中で弟のウリとともに右往左往しながら避難を開始するのですが。
まず、社会問題をテーマに大人、青少年向けに作品を発表している著者のことは本書で初めて知りましたが、とても【読みやすく、緊張感のある】テキストだなと感じました。
また、本書はチェルノブイリ原発事故を受けて発表された作品ですが。日本に住む私たちからすると、やはり福島原発事故を想起される部分があって、ヤンナ-ベルタが『ヒバクシャ』として、様々な人たちに迫害される描写には重たい気持ちになりました。
原発について。様々な気持ちがある方へ。また、これからの世代の方々にオススメ。
2023年9月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
チェルノブイリを忘れないためのドイツ人の記録。
日本人はフクシマをどう記憶するのか?
日本人はフクシマをどう記憶するのか?
2012年2月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
近所のロハスな店でDVDの上映会があり、結局行けませんでしたが
後日タイトルを検索し、この本の存在を知りました。読んだ方がいいかな…
と思いつつ購入しましたが、内容が解るだけに例えば通勤電車で読むにしても
朝から重いな…暗い気分になっちゃうな…と最初は中々手が伸びませんでした。
ある時えいや!と読みだしたら、主人公の女の子がどうなるのか?家族は?
と話に引き込まれ、あっと言う間に読み終えました。放射能は勿論怖い。
事故後のパニック、後遺症、どこまで安全なのか?危険なのか?もう手遅れなのか?
先の見えない状況に不安はつきません。原発無くして生きられないのか?
などなど色々と考えさせられる内容でした。若い世代は勿論、大人世代にも
暗い憂鬱な気持ちにはなるけど、読んでもらいたいなと感じました。
娘がもっと大きくなったら読ませたいです。
後日タイトルを検索し、この本の存在を知りました。読んだ方がいいかな…
と思いつつ購入しましたが、内容が解るだけに例えば通勤電車で読むにしても
朝から重いな…暗い気分になっちゃうな…と最初は中々手が伸びませんでした。
ある時えいや!と読みだしたら、主人公の女の子がどうなるのか?家族は?
と話に引き込まれ、あっと言う間に読み終えました。放射能は勿論怖い。
事故後のパニック、後遺症、どこまで安全なのか?危険なのか?もう手遅れなのか?
先の見えない状況に不安はつきません。原発無くして生きられないのか?
などなど色々と考えさせられる内容でした。若い世代は勿論、大人世代にも
暗い憂鬱な気持ちにはなるけど、読んでもらいたいなと感じました。
娘がもっと大きくなったら読ませたいです。
2016年4月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
訳者のあとがきによりますと、1986年4月のチェルノブイリ原発事故後、
著者はそれがドイツで起こったらどんなことになるか、
警告を発するために執筆されたそうです。フィクションです。
私は映画を観た後、改めて読み返しました。
主人公は14歳の少女ヤンナーベルタ。
その日、同居する両親、祖父母、末の弟は不在、
小学校2年生の弟と2人で過ごすことになっていました。
事故後、警察は「各地域の当局による要請がない限り居住地を離れないで」
とアナウンスをしていましたが、
母親からの「とにかく行きなさい!」という電話を受けて、
ヤンナーベルタは弟を連れ自転車で逃げる決意をします。
町も人々もパニックに陥っている中、
母親の言葉を信じて、、
懸命に弟を守り、逃げ惑います。
黒い雷雲が追ってきます。
ラストで原発事故の脅威を理解としようとしない祖父と
その脅威にさらされた主人公が対面します。
語りつくさないところに作者のセンスが感じられ
味わい深い素敵な小説に仕上がっています。
唐突ですが、万一が現実となった日本は
原発再稼動の方向へ向おうとしています。
考えさせられます。
著者はそれがドイツで起こったらどんなことになるか、
警告を発するために執筆されたそうです。フィクションです。
私は映画を観た後、改めて読み返しました。
主人公は14歳の少女ヤンナーベルタ。
その日、同居する両親、祖父母、末の弟は不在、
小学校2年生の弟と2人で過ごすことになっていました。
事故後、警察は「各地域の当局による要請がない限り居住地を離れないで」
とアナウンスをしていましたが、
母親からの「とにかく行きなさい!」という電話を受けて、
ヤンナーベルタは弟を連れ自転車で逃げる決意をします。
町も人々もパニックに陥っている中、
母親の言葉を信じて、、
懸命に弟を守り、逃げ惑います。
黒い雷雲が追ってきます。
ラストで原発事故の脅威を理解としようとしない祖父と
その脅威にさらされた主人公が対面します。
語りつくさないところに作者のセンスが感じられ
味わい深い素敵な小説に仕上がっています。
唐突ですが、万一が現実となった日本は
原発再稼動の方向へ向おうとしています。
考えさせられます。
2011年6月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本が最初に出たのは25年前のチェルノブイリ原発事故翌年だった。
この警告の書に描かれていた通りのことが今年3月11日、
日本の福島で起こってしまった。
一旦は原発稼働期限延長を決めていたドイツ政府は、3月の事故直後にその法案を凍結、さらに6月には脱原発を決定してしまった。
この迅速な対応を見て、いったい原発事故が起こったのはどこの国のことかと思った。
でもこのような決定は突然のことではなく、それを後押しする世論の高まりがあったのだと思う。
この本は150万部のベストセラーとなり、ドイツでは二世代にわたって学校や家庭で読み継がれているという。
それが世論形成に大きな影響を与えたのは確か。
この本を教材にした学校も多かったというが、日本ではこの本を読むまでもなく福島に学ぶことは多いはず。
でも教育現場では福島のことや原発はどう扱われているのだろう?
日本での世論形成のために、この本はもっと読まれていいと思う。
この警告の書に描かれていた通りのことが今年3月11日、
日本の福島で起こってしまった。
一旦は原発稼働期限延長を決めていたドイツ政府は、3月の事故直後にその法案を凍結、さらに6月には脱原発を決定してしまった。
この迅速な対応を見て、いったい原発事故が起こったのはどこの国のことかと思った。
でもこのような決定は突然のことではなく、それを後押しする世論の高まりがあったのだと思う。
この本は150万部のベストセラーとなり、ドイツでは二世代にわたって学校や家庭で読み継がれているという。
それが世論形成に大きな影響を与えたのは確か。
この本を教材にした学校も多かったというが、日本ではこの本を読むまでもなく福島に学ぶことは多いはず。
でも教育現場では福島のことや原発はどう扱われているのだろう?
日本での世論形成のために、この本はもっと読まれていいと思う。
2013年3月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
学校で映画を観て、本を購入しました。
原発事故直後の混乱の様子を14歳の少女の目線を通して描いています。
なので、少し原発に対して偏った見方をしています。
娘にとって、無関心だった原発について考えるきっかけになった1冊。
原発事故直後の混乱の様子を14歳の少女の目線を通して描いています。
なので、少し原発に対して偏った見方をしています。
娘にとって、無関心だった原発について考えるきっかけになった1冊。
2013年2月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
福島の事故の前に、このような小説が警告していたことを初めて知りました。
たくさんの人に読んで欲しい。そして、作者の勇気と知性に答えていきたいと思った。できるところから、地道にあきらめず、原発の恐ろしさを伝えていきたい。
未来の人々に負の遺産をのこさないために・・・・。
たくさんの人に読んで欲しい。そして、作者の勇気と知性に答えていきたいと思った。できるところから、地道にあきらめず、原発の恐ろしさを伝えていきたい。
未来の人々に負の遺産をのこさないために・・・・。