湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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ドビュッシー:弦楽四重奏曲

2009年04月14日 | ドビュッシー
スペンサー・ダイク四重奏団(NGS)1924/8・SP

いやー、最初から走る走る。と思ったら突然全部の音符を切ったり、弓の赴くままに伸び縮みするする。もう、ここまでくるとアマチュアである。オールドスタイルという言葉では済まされない(じじつアバウトさは同時期の他団体による演奏に比べ段違いである)。スペンサー・ダイクというNGSの代表選手のようなソリストはドイツものではがっしりやっているので、こういう不安定な演奏(音も浅くてボウイングは切れ切れ、とにかくなってない)は曲への無理解があるとしか思えない。確かに終楽章のコーダ前あたりなど法悦的で美しい場面は無いことも無いが、音色の浅さ単調さは如何とも。ボウイングがとにかくぎごちなく、学生時代の自分を思い出して恥ずかしくなった。そういう恥ずかしい演奏が好きなら。私は○をつける勇気が無い。NGS録音は正規にWEB配信化が進められており音質的にもそれなりに聴けるものとなっている。興味があれば検索してみつけてください。無印。

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