痴漢で逮捕のJR西執行役員が自殺か 遺書らしきもの
25日午後9時ごろ、大阪市東住吉区の長居公園の公衆トイレの個室内で、JR西日本執行役員の金平英彦・近畿統括本部神戸支社長(56)が首をつって死亡しているのを大阪府警東住吉署員が見つけた。近くに家族らにあてた遺書とみられる封書が6通あり、同署は自殺とみている。
金平支社長はJRの電車内で女子高生の下半身を触ったとして府警天王寺署に府迷惑防止条例違反(痴漢)の疑いで21日に現行犯逮捕され、23日に大阪区検が釈放していた。同署によると、「腕が当たったかもしれないが痴漢はしていない」と容疑を否認していた。
同署は24日に事情を聴き、26日も再び聴取する予定だったという。
東住吉署などによると、金平支社長は25日午前10時半ごろに自宅を出て行方が分からなくなり、家族が午後7時ごろ、阿倍野署に捜索願を出した。公園のトイレの個室でネクタイで首をつった状態で見つかった。
JR西の広報担当者は「容疑の有無を含め、警察の捜査を見守っていた」と話している。