写真●東京電力が3月26日から運用を開始する計画停電のグループ細分化イメージ 報道発表資料から引用した。
写真●東京電力が3月26日から運用を開始する計画停電のグループ細分化イメージ 報道発表資料から引用した。
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 東京電力は2011年3月25日、同社が首都圏で実施中の計画停電について、実施グループをさらに細分化し、実施エリア全体を25分割した形で26日(土曜日)から運用を始めることを正式に発表した。

 3月14日に始まった計画停電では、第1から第5までの五つのグループを設定して実施してきたが、26日からはそれぞれのグループを都県別を基本としてさらにAからEまでのブロックに5分割する。従来、第1グループに属していた地域なら、「第1-Aグループ」から「第1-Eグループ」までのいずれかに属するという具合になる(写真)。

 従来のグループ分けでは、グループの全地域を対象とするケースと一部のみを対象とするケースがあり、ユーザーは自宅の地域で計画停電が予定されていても、実際に実施対象となっているのかが分かりづらかった。今回の細分化措置によって、ユーザーにより正確な情報を伝えられるようになると東京電力は説明している。

 さらに同社は、グループの一部ブロックのみを計画停電した場合、次回は停電しなかったブロックから順番に停電させるなど、なるべく不公平が生じないようにすることも表明した。

 自分が25分割されたどのグループに属するかは、同社がWebページ上で配布しているPDFファイルから確認できる。