韓国の自動車メーカー、ヒュンダイは2009年を最後に日本市場から撤退してしまいました。
撤退と言っても、正式には「乗用車販売からの撤退」であって、アフターサービスと商用車(バス)の販売は続けられるそうです。


そんなヒュンダイですが、昨年から再び日本の地を走り出した一台のクーペがあります。
韓国では2008年にデビューした、ジェネシスクーペ です。
オタんこナス!
ヒュンダイ・ジェネシスクーペ
2L直4ターボ、または3.8L V6エンジンを搭載し、駆動形式はFRを採用、ミッションはそれぞれ6速MTと6速ATが用意されています。

このクーペを並行輸入という形で日本に導入したのは、その名も「ジェネシス・ジャパン PROJECT」。
運営する株式会社ディーズ・クラブは、Optionやドリフト天国などの雑誌を企画している会社だそうで、このクルマの導入理由も「S15シルビアの生産終了で世界から消えた2LターボFRクーペを再び日本に届けること」だそうで。
プロジェクト概要 の最後にある、「トヨタFT-86が発売になるまででも、少しでも日本のクルマ好きが楽しめれば幸いです。」という言葉はグッときました。
その目的の通り、6速MT+2Lターボ+FRが一番のウリです。

オタんこナス!
リアデザインは、日本にも導入されていたFFクーペのヒュンダイ・クーペ(トスカーニ)にも似た雰囲気。

販売されるのは4グレードで、
・2.0T(6速MT・2Lターボ) 261万円
・2.0T R-spec (↑) 282万円
・3.8 GRAND TOURING (6速AT・3.8L NA) 338.3万円
・3.8 TRACK (↑) 363.5万円

近年の日本製2ドアクーペと比較すると、かなりリーズナブルですね。
装備も充実していて、18インチアルミホイールが2.0T、3.8 GRAND TOURINGに、上級のR-specとTRACKには19インチアルミホイール・ブレンボブレーキシステム・トルセンLSD・チューンドサスペンションなども装着されます。
2Lターボが210ps、3.8L NAは303psの出力を持ちながら、直4・V6共にレギュラーガソリン仕様なのもポイントではないでしょうか。

参考に、似たような条件で2ドア4シーターのスカイラインクーペ (7速AT・V6 3.7L NA)を調べてみると、最もスタンダードなグレードで386.4万円、最上級グレードでは501.9万円となっています。

オタんこナス!
並行輸入車なので、左ハンドルです。

このクルマ、確かに面白いですね。
ハイテク満載でもなく、むしろ古典的な手法で作り上げられた楽しさが魅力と言えるのではないでしょうか。

購入も全国のネットワークディーラーを通じて可能です。
手頃に楽しめるスポーツクーペ、貴重な存在です!