2011年07月12日

03.スポーツ

黒潮18年ぶり全国切符 ボーイズリーグ県大会

黒潮18年ぶり全国切符 ボーイズリーグ県大会

全国切符を勝ち取った黒潮メンバー

日本少年野球連盟・ボーイズリーグの第42回選手権大会県予選(小学生の部)がこのほど、紀美野町国木原の五色台球場で行われた。決勝では序盤の猛攻でリードを奪った黒潮ボーイズが和歌山イーグルスを4―3で下し、18年ぶり3回目の優勝を飾った。黒潮ボーイズは8月2日から5日、大阪府で開かれる全国大会に出場する。

◇決勝

TEAM123456
和歌山イーグルス0100023
黒潮ボーイズ31000X4

全国大会へ王手をかけた黒潮は、前の試合で死球を受け、右腕を骨折したチームの中心選手である釣本のために「みんなで全国に連れて行こう」と一丸になって挑んだ優勝決定戦。仲間思いの主将・薮井がプレーでチームをけん引した。

黒潮は初回、先頭の中垣が中前打で出塁し、犠打で2塁へ進むと、続く薮井が右越え3塁打を放ち先制。相手失策も絡み、薮井は一気に生還した。さらに後続が好機をつくり、平林の適時打でリードを3点に広げた。2回には、1死2塁と得点圏に走者を進め、またも薮井の左前適時打で貴重な追加点を奪った。守っては、先発平林が抜群の制球力でアウトの山を築いた。4回には、連打を許し1死2、3塁の危機を迎えたが、捕手の佐藤が初球のスクイズを読み、併殺で切り抜けた。最終回も2点を与えたが、着実にアウトを重ねる堅守で1点差を守り切った。

この試合3打数3安打の猛打賞と活躍した薮井主将は「釣本を連れて行けてよかった。全国は一戦必勝で優勝を目指したい」と話した。先発の平林は自身の投球を振り返り「声が少なくて一人相撲になったので80点。全国は打たせて取るピッチングで制覇したい」と意気込んだ。

黒潮ボーイズのメンバーは次の皆さん。

監督=佐々木義弘▽主将=薮井幹大▽選手=中垣拓、佐藤一博、神南宥汰、西川弘清、平林怜、三笘瑞樹、山崎辰一郎、森岡星音、釣本侑城、山縣力斗、高浦佑一郎、西島晃世、山口龍成





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