2011年03月16日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

那賀高校の野球・柔道部員が座禅

無我の境地を体験する部員ら

無我の境地を体験する部員ら

岩出市高塚の県立那賀高校 (瀬岡佳史校長) の野球部と柔道部員39人が14日、 紀の川市粉河の十禅律院 (不二澄順住職) で寺修行に挑戦した。 部員らは座禅や寺内を清掃する作務 (さむ) を体験したほか、 不二住職の法話を聞いて、 新年度に向け心新たにしていた。

同校野球部OBで不二住職と親交がある紀の川市荒見の自営業、 東野義之さん (52) が、 部員たちに 「自分に負けない心を持ってほしい」 と企画した。 寺であいさつした東野さんは 「練習すれば相手には勝てる。 自分に勝つことが一番難しい。 自分に勝たないと満足はできない。 精神的に強くならないと成長できない」 と投げ掛けた。

呼吸の音しか許されない座禅止観 (ざぜんしかん) で部員らは30分間瞑想(めいそう)し、 始めの15分は幼いころから現在までのことを回想、 残りの15分は静寂の中、 集中し、 無我の境地を体験していた。

野球部の林大暉主将 (17) は 「初めての体験で心が洗われるような気分でした。 初心に返り練習を頑張ります」 と話していた。 修行は今後も毎年行っていく予定という。





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