JR東、昼の運行数を最大4割削減 夏の節電で24日から
東日本旅客鉄道(JR東日本)は16日、夏の節電に対応した特別ダイヤを24日から9月22日までの平日に実施すると発表した。東海道線や総武快速線など1時間あたりの運転本数が4本以上(上下別)の路線について、平日の正午から午後3時までの間で運転本数を5~40%削減する。一部の快速の運転もとりやめる。編成両数の変更やエスカレーターの一部停止、社内の冷房温度の引き上げなどと合わせて、同社全体で15%の電力削減を実現する。
たとえば中央・総武線各駅停車では中野~津田沼間の運行本数(片道)を一時間あたり11本から8~9本に、津田沼~千葉間では5~6本から3~4本にそれぞれ減らす。詳しい運転時間については、近日中に同社のホームページに掲載する。
自営電力で一部運転する山手線などは電力使用制限の対象ではないが、運転本数を削減。余剰電力を生み出すことで東京電力の電力供給に協力する。
東京電力管内で電力使用制限が始まるのは7月1日からだが、同社は「1週間前倒しで実施することで節電効果を検証し、結果によっては運行本数や編成両数等、節電方法を考え直したい」とする。
〔日経QUICKニュース〕
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