2011年03月15日

03.スポーツ

ボーイズリーグ春季県予選、生石が2年連続V

中学生の部を制し2年連続の全国切符を手にした生石ボーイズ

中学生の部を制し2年連続の全国切符を手にした生石ボーイズ

ボーイズリーグの第41回日本少年野球春季全国大会県支部予選が、 和歌山市毛見の県営紀三井寺球場等で行われ、 中学生の部決勝では生石フレンドが3―1で和歌山岩出を破り2年連続Vを飾った。 小学生の部は黒潮が決勝で、 御坊ジュニアタイガースに7―2で快勝した。 生石、 黒潮の両チームは26日から東京・大田スタジアムをはじめ首都圏16球場で開催される本大会に出場する。

中学生の部は11チームによるトーナメント戦が行われ、 2回戦から登場した生石は、 優勝候補の最有力とされていた和歌山興紀に対し、 3回の3安打で2点を挙げた集中打と散発4安打に興紀打線を抑えた木村の好投で2―0と振り切った。 この1勝がナインの刺激となり、 和歌山有田、 和歌山岩出を倒し全国切符を手にした。

前大会では攻守にまとまり3位と健闘したが、今回はやや守備型。 完投能力もあり抜群の制球力を誇る木村を軸に1年生の田嶋との継投も注目。 投手をリードする捕手は1年生の山本、 守りだけでなく打線でも4番を任される攻守の要は声がよく出る元気なムードメーカーとしても楽しみ。

打線の核となる1番は前回も出場した経験豊富な小林で、 興紀戦では先制点を挙げた2塁打を含む3安打を放った。 勝負強さを秘めた小林を生かす、 下位打線の出塁が得点へのポイントとなる。

予選を振り返り尾崎主将は 「投手が踏ん張ったが、 打線はもっと選球眼を磨きたい。 全国ではまず1勝が目標」 とし、 湯川監督も 「ことしのチームは少ないチャンスを生かして守りで勝つチーム。 全国でもまず初戦突破でムードをつかみたい」 と、 大舞台へ臨むナインの気を引き締めた。 生石ナインは次の皆さん

▽監督=湯川貴裕▽主将=尾﨑平▽選手=木村樹、 山本礼斗、 芝山慶太、 中嶋真也、 前田善之、 大平智基、 太田圭、 小林大輝、 田嶋優樹、 井川拓実、 曽和遼太郎、 柴田裕英、 山部航輝、 藤々木奨真、 棗貴哉、 山本賀文


小学生は黒潮が制す

20年ぶり4回目の全国大会を決めた黒潮は部員17人。 6年生は4人と少ないが、 昨年の関西大会優勝など実力は十分。 観客をわくわくさせる野球が特徴。 佐々木監督が繰り出すサインは多彩で、 状況に応じた戦術と相手の意表を突く攻撃を展開。 選手それぞれが複数のサインを操り、 自分たちで試合を進めることもあり、 使っているサインは高校野球レベルと監督も自信。 バントからヒッティングに切り替える技術なども高く、 選手全員が積極的な野球を実践する。 キーマンとなるのは釣本昻城。 身体能力に長けたリードオフマンである。 俊足を生かした攻撃的なプレーで好機をつくり、 投手としてもチームを支える。 攻撃面では長距離打者はいないが、 切れ目のない打線で単打を重ねる 「つなぎの野球」 で全国大会に挑む。

佐々木監督は 「まずは一勝。 黒潮らしいわくわくする野球をしたい」 と笑顔。 西前主将は 「初戦でまず勝つ。 長打を狙わずつなぎの野球で勝ち上がっていきたい」 とし、 釣本昴は 「先頭バッターとしてどんなかたちでも塁に出てチャンスをつくる。 起動力を使って優勝を狙う」 と意気込んだ。 黒潮ナインは次の皆さん。

【黒潮ボーイズ】監督=佐々木義弘▽主将=西前映甫▽選手=香川海杜、 山口昻也、 神南宥汰、 平林怜、 釣本昻城、 佐藤一博、 藪井幹大、 釣本侑城、 森岡星音、 中垣拓、 西川弘清、 山縣力斗、 三苫端樹、 高浦佑一郎、 高橋令、 向井聖
20年ぶり4回目の全国大会を決めた黒潮ボーイズ
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