2011年03月23日

02.政治・経済

市議選投開票まで1カ月

4月17日告示、 24日投開票の和歌山市議会議員選挙まで1カ月を切った。 定数38に対し、 これまで45人(現30・元2・新13)が立候補を表明し、 7人オーバーの大混戦の模様。 2月定例議会が終了し、 現職もいよいよ選挙モードに突入するなど、 今後、 現新元職入り乱れての激しい前哨戦が展開されそうだ。 現職が知名度と実績をどこまでアピールできるか。 一方、 新人は政策をアピールしながら顔を売れるか。 10議員の大量引退でできた空票をどこまで取り込めるか、 熱い戦いになりそうだ。

立候補予定者の所属党派の内訳は、 無所属24▽公明8▽共産6▽自民4▽民主3(推薦1含む)。 党派色や団体の支援などを前面に打ち出す組織選挙を展開する立候補者よりも、 有権者と直接触れ合ったり、 各所で辻立ちするなどどぶ板選挙を展開する立候補者が多い。

現職は今月18日まで約1カ月間開かれていた議会のため選挙戦に全力を注げなかったが、 議会が終了した今は、 選挙に向けてギアを入れ替えている。 ある現職は 「トップ当選を狙いにいく」 と不敵だ。

一方、 新人は知名度で現職に劣るため、 各地で朝立ちや企業の朝礼などに参加し、 現場の声を聞く人もいる。 ある新人は 「立候補を表明して改めて人とのつながりを感じ、 ありがたい」 と手応えを感じているよう。 ただ、 13人の新人が乱立しているため有権者にとっては名前と顔が一致しないことが多いという声もある。

前回の選挙で上位当選を果たしたベテラン議員は 「後継は立てていない。 残りの人生は違う活動で社会に貢献したいと思っている」 ときっぱり。 現職引退による浮動票をどこまで取り込めるのか。 新人だけでなく、 現職の戦い方も注目されそうだ。





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