画面1●Handbook 3をiPadで利用した場合のトップ画面
画面1●Handbook 3をiPadで利用した場合のトップ画面
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画面2●コンテンツをサムネイル表示する画面
画面2●コンテンツをサムネイル表示する画面
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 インフォテリアは2011年3月8日、スマートフォンやタブレット端末で文書ファイルを閲覧可能にする企業向けサービスの新版「Handbook 3」の提供を、4月下旬に開始すると発表した。コンテンツの内容をサムネイル表示できるようにしたほか、コンテンツを作成する管理者用ツールの操作性を改善した。

 Handbookは、サーバーに登録した文書ファイルや動画ファイルを、iPhoneやiPad、Android端末で閲覧できるようにするサービス。端末で専用アプリケーションを起動すると、自分の属性に合ったコンテンツを閲覧できる。コンテンツはあらかじめ管理者がサーバーに登録し、誰が閲覧可能かを設定しておく。

 新版では、端末用アプリケーションのユーザーインタフェースを一新し、文書を書棚のように表示するようにした(画面1)。これまではコンテンツ名を一覧表示していた。背後の壁紙は、企業に合わせてカスタマイズ可能。また、コンテンツの内容をプレビューする機能も新たに搭載した(画面2)。

 セキュリティ関連機能も強化した。利用可能なスマートフォンやタブレット端末の種類を制限できるようにしたほか、コンテンツのダウンロードを許可するかどうかや、利用可能な期限も指定できるようにした。

 管理者によるコンテンツ作成機能については、操作性を高めた。Handbookでは、複数の文書ファイルや画像ファイル、動画ファイルを組み合わせてコンテンツを作成し、これを「ハンドブック」という単位で管理する。ハンドブックを作成する際に、複数のファイルをドラッグ・アンド・ドロップで一括登録できるようにした。

 外部のクラウドサービスとの連携も実現した。第1弾として、オンラインストレージサービス「DropBox」と連携し、同サービス上のファイルを取り込んでハンドブックを作成可能にした。

 ハンドブックに取り込めるファイル形式も増やした。Keynote、Pages、Numbersといったファイルのほか、Word文書、MP4の動画ファイル、MP3やWAVの音声ファイルに新たに対応した。

 まずはiPhone、iPadに対応し、5月以降にAndroid端末にも対応する。料金はこれまでと同じ月額2万1000円から。