オバマ 自殺した米兵の家族に弔書を送らない政策を取りやめ

2011/7/7(Thu)
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オバマ政権は、自殺した兵士の家族には大統領からの弔書を送らないという、長年行われてきた米国の政策を取りやめます。オバマは、この政策転換が、戦争で精神傷害を負った兵士と家族への偏見を減らすことを望んでいると述べました。任務地へ繰り返し派遣され、心的外傷後ストレス障害を病む兵士が出るようになり、軍内での自殺が増えています。大統領弔書についての新政策は7月中に始まりますが、過去にさかのぼった適用はされません。精神障害と軍の支援をしている団体は、この政策変換を歓迎していますが、戦地以外で死亡した人にも認められるべきであり、兵士の自殺防止への取り組みがもっとなされる必要があると言っています。イラクへの2度目に派兵された際自らの命を絶った米兵チャンスラー・キースリングの両親、グレッグとジャネット・キースリング、そして、イラクでの軍務から帰国後に自殺したジェフ・ルーシーの父親ケヴィン・ルーシーに話を聞きます。

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