2回目のWILLCOM FORUM&EXPO 2008レポートは、新作コンセプトモデルについてですよ。昨年もW-SIMのコンパクトさを活かしたコンセプトが展示されていましたが、今年はどんなコンセプトモデルが登場するのか? と思っていたら、昨年も登場のくまふぉんが目の前に! 1年たったくまふぉんはかなりの成長を遂げていました…。 気になるくまふぉんの機能などなど、コンセプトモデルの実演動画と写真ギャラリーは以下からどうぞ。
「くまふぉん」右手・左手・右足・左足をぎゅっと握ると、それぞれに設定した電話番号へ電話が可能。たとえば、右手がお父さん、左手がお母さんというような使い方を想定しています。着信した相手が通話ボタンを押すと、くまの口元にあるマイクで通話できます。昨年はイメージだけだったくまふぉんが、今年は電話ができるようになってました。商品化も近そうです。
発信だけではなく、着信もできます。着信すると首振り&胸のワッペンが光ってお知らせします。右耳を長押しすると受話可能。左耳を長押しすると通話終了。
防犯ブザーのついたW-SIM。ブザーが発報すると、登録先のPHSにメールを送信。メールには位置情報を記したURLが記載され、クリックすると地図で発報した場所がわかる。電源には環境に配慮してエネループ(単4×3本)を使用。
「Eメールマシン」Eメールの受送信に特化したW-SIM端末。ブラウザ機能を省き、メール作成と受信だけを搭載しているため、連続使用時間を長くした。ライターや編集者にはうれしいアイテムです。製品化の予定はまだ未定ですが、想定価格をうかがったところ「5万円程度だとEee PCなど小型ノート端末とも競合するので、3万9800円くらい」でとのこと。ホントに3万9800円だったら個人で買っちゃうかも。
「16×データジャケット」ご覧のとおり、4枚のW-SIMで高速通信を実現。204Kbps×4枚で816Kbpsが理論値。実演では725Kbps程度の受信速度を出していました。
その他のコンセプトモデルはギャラリーにてどうぞ。
「くまふぉん」が実現に大きく近づいていたことから、これらのコンセプトモデルが来年にはどうなっているか、大変気になりますね。来年も見逃せません。
後編は、「WILLCOM D4」と「WILLCOM 03」の評価機動画レビューです。乞うご期待。
(常山剛)
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