父とのおもいで音楽 ヒュー・マセケラとミリアム・マケバ

P050607_1530.jpg

ヒュー・マセケラが来日する。。アフリカの有名なトランペッタ-。かの有名なジャズバ-ブル-ノ-トで公演を予定している。
 最近では、私の好きなアルゼンチンタンゴのギタ-の神様ナルシソイエペスも絶賛したとうかの、ス-パ-ギタリスト・フェアンホ・ドミンゲス・トリオ来日もうれしい。。
 しかしもっと好きなのは、ヒュ-・マセケラである。
私は父が大のジャズ好きでありかつクラッシック好きであった影響もあり、また、私の小さいころはなんでこんな音楽がよいのかと思ったのが、このヒュ-・マセケラと彼の少しの間伴侶だった、アメリカの音楽シ-ンを塗り替えたと当時言われていた ミリアム・マケバらは、私の心の中に父とともにある音楽だ。
 私も年を重ねるごと、ジャズは自分のこころのと人生の、かっこかつけたくないけれど、ひよこの人生の、ちょっと大人人生グラフを伸ばしている人生経験グラフとトラックバックしてしまうようだ。
 ヒュー・マセケラの初単独公演は自分名義での日本公演はこれが初。
 すごいすごい。。だって、、、父の聞いていたミリアムマケバのだんなさんだよ。。
 私は、小さなころから音楽に親しまれて育っていて、ジャズという枠には
とらわれず、すべてを好きになれといわれて尺八ごっこやら、クラシック、ビ-トルズ、ロック、へびメタ、アシットジャズ、カントリ-、ブル-ス、R&B、演歌、童謡、、民族音楽と。。。本当に音楽は私のとり、父との交流の場なんです。、。
 小さいころ、道をおあるいていると、そこら辺にある草をむしって、穴をあけて笛にして吹いてくれたり、台所のキッチン用品をかりて音をだしてみたり、ほんとうにう愉快な父で。。。
 そんななかでも ジャズのア-トブレイキ-のようなものや、エラフィッシュジェラルドが好きな父のなかで、このミリアムマケバとヒュー・マセケラのLPは本当に私の小さいころの大人の音楽を聞かせてくれた曲の中でも不思議なものだった。。民族音楽の聴いたことのないような音源、ピアノでもなく、、根っこくさいっていうなんというのかな>>?いいかたが変なんだけれど、原人とかそのようなあ類ではなくて、人間くさいっていうか、生き方が染み着いてソウルッッポイというか。。そのもの歩いて演奏、聴いて演奏している人そのものが人生を語って生きている影っていうのが子供ながら重い感じだった。
 また、貴重な、かつ最小限ではあるが、最低のジャズメンの音楽だけをセレクトしてくれて聞かせてくれた親父さんには、、ありがたく思っていえるし。。。今でも思い出します。絶対音感を声にださないと絶対家にいれてくれなかった、、いまはあまりわからないだろうな、、。
 ちょっとでも父のためにこんな記事でも親孝行してあげたいって気持ちが似あって。。誰のものでもなく、私たった一人におくってくれた宝物であるヒユ-・マセケラ。。だからそのつながりであるハリ-ベラフォンテなども聞かせてくれたきがするけれど。。ヒユ-・マセケラは父そのものでもあるようで。。ヒュ-・マセケラは、1939年4月4日、南アフリカ共和国でアパルトヘイトの中心ヨハネスブルグに近いウィトバンクで生まれる。ミリアム・マケバもヨハンスブルグ出身。音楽好き親がジャンルかまわずレコードをきかし、デューク・エリントンや、ルイ・アームストロング、キャブ・キャロウェイなどのジャズ系アルバムに夢中になった。
 その後'50年のアメリカ映画『情熱の狂想曲』。マイルス・デイヴィスにも影響を与えたコルネット奏者ビックス・バイダーベックの生涯をかたったものが影響して、ジャズへ没頭していったようだ。舞台ミュージカルのオーケストラで勤務した後、'59年“ジャズ・エピスルズ”結成参画。南アで初めてLP録音を実現したバンドの中に入る。また勉強熱心で'60年にロンドンの名門ギルドホール・スクール・オブ・ミュージック&ドラマで学び、その後、ニューヨークマンハッタン音楽院にに進学。後の私の好きな歌姫・ミリアム・マケバ(婚姻は'64年から'66年)やハリー・ベラフォンテと出会い、'62年、初アルバム『Trumpet African』(Mercury/海外盤)を発表。自分自身のカルテット結成後、自主レーベルのチサ・レコード作る。評判がよかったため、'68年にシングル・リリースした「草原の輝き(Grazing In The Grass)」が全米ヒット・チャートのナンバー・ワンなったが、南アフリカの政治や不穏な情勢への尽きない思いから、ギニア、リベリア、ザイール、ガーナなどを巡り歩くうち、孤高の闘志フェラ・クティ出会う。アフロ(私はモダンアフロといっています)ビートの重さに'82年、彼は南アフリカの隣国ボツワナに移る。
その前後、ハーブ・アルパートとアルバム制作。'87年にはポール・サイモンの「グレイスランド・ツアー」に参加。続いて南アの問題を軸にしたミュージカル『サラフィナ!』の音楽も担当。これが'88年からブロードウェイで600回近いロング・ランとなり、その名をN.Y.の街に残した。さらに'92年には、「Sekunjalo/This Is It!」のツアープロデュースのため南アに凱旋。「タウンシップ・ポップ=黒人居住区のポップ・ミュージック」で南アフリカで話題となる。
 その後、南アフリカを中心としたツアーを行ない、アルバムも定期的にだしている、アフロ(モダンアフロ)・ポップをいまだ引っ張る姿はかっこいい。『リヴァイヴァル』(ユニバーサル ミュージック/公演中の7月21日に発売予定)。来日するのは'03年3月以来2年3ヵ月ぶり2度目で、自分名義日本公演はこれが初めて。
 
そして、ミリアムマケバの私が聞いていたタイトル「黒い情熱のマケバ」というLPは、発売当初南アフリカの解放運動が盛んであった時代の彼女の音楽の中でもちょっと変わっていて、彼女のお母さんから聞いたとか、懐かしい音楽の要素がたくさん含んでいる、。、民族音楽中心であるということだ。
だから、私はマニアっくなのかもしれないが、ミリアム・マケバ、そしてヒュー・マセケラだけで感動してしまうのです。
まあ、一人よがりかもしれませんが。、。。。
 でもね、王道の曲でもスタンダ-ドの曲でも年をとる(重ねるといいたいですが、、)とともに昔父から教わった記憶がよみがえってくる。
 私にとり、間接的ではあるが、ミリアムマケバをじかにしっているかたの演奏だと思うと、昔の父とそして、間接的ではあるのだが、父と会話をしているような気がしてならないのです。
 ミリアムマケバはハリ-ベラフォンテがアメリカにアフリカからつれてきたのですが、一代ブ-ムを音楽界に投げかけていたことは事実であろうし、。民族音楽も加わったあの音楽と情熱のある歌声はさぞかし ジャズファンには、天然記念物でもみたかのように珍しく、かつ、当時では、もの珍しさもあって、きっと賛否両論だったかもしれない、まして黒人差別のようなものでさえ、相当ひどかった時代にこのミリアムマケバのボ-カルは、父にとっても、今聞く私にとっても、異国の音楽にふれるというよりも、心の中のソウル魂に火がついたような錯覚を覚えるような魂の叫びと情熱が広がって伝染病のように出伝わってきたのかもしれない。-ヒュー・マセケラ。このライブに注目してみたいね、
 

また、昨年インタ-ネット新聞にて、掲載した浅野工房というジャズのレ-ベルは今年大ヒットしている曲があってうれしい限りですね、、

ジャケットが好き! 「FLY TO BRAZIL」 2004/02/27

--------------------------------------------------------------------------------

 はっきりいってジャケットを見て買っちゃおうって気になるものってありますよね。雑誌だってタレントやモデルが着たらかっこいい。自分も似せてかっこよくなりたいって。。

 好みは音楽も人もすべて多様、それでも一瞬「かわいいな」「かっこいい」「素敵」というものは一瞬にして直感で決まるようなところもある。

 フィット感覚、というやつ。

 東京では好みの層も違う代わりに、その層を受けれて対応できるマーケットが存在する。

 クラシック、ジャズ、ロック、HipHop、Jpop。。「rerax」という雑誌から起こったジャケットの面白いものだけを本にまとめたものがあるんだけれど。。忘れちゃったから、その本をご存知の方はご一報くださいね。

 私のようにあまりお堅いことを書けない人物としては、ジャケットを紹介するのも手だと思うんで。。そこで! お薦めのブラジル音楽のジャケットについて書きます。

 ハンドメイドを謳うjazzレーベル、澤野工房から出ているヴァルター・シュトラート・トリオの「FLY TO BRAZIL」。そのジャケットはコーヒー豆でできたブラジルの地図に、ハエ(fly)が飛んでいる(fly)と遊びの要素が盛り込まれている。

 ところで、今ってかなり排除されたものの中にヒットの要素はあると思うの。ジャケットを集めた本は、既にマーケットで売り出されていたものから、作る本人が「こだわり」を持って、新しい視点でセレクトし直したもの。

 缶コーヒーがあれだけ種類があるのは実は女性が飲まなかったのが要因だそう。以前は作業着のお兄さんが工事現場で飲むイメージって高かったけれど、今はそうでもないんだって。ジョージアのコーヒーに女優さんを用いたのも、一役買っているらしい。Jazzも開拓の余地は十分含んでいると思う。

 くどいことは言わない。ジャケット見てすこし和んでくださいな。中身も視聴したけれどお勧めです。

澤野工房 CDラインナップ一覧HP


(内田佳奈子)