位置情報と連動した、ソーシャルネットワーキング・サービス「Foursquare」。日本ではまだメジャーではないかもしれませんが、米国ではこのサービスと連動した、お店クーポンの発行など、ビジネスとの連動も含めて盛り上がってきているようです。こちらでは、このSNSをうまく使いこなすコツについて、採りあげてみたいと思います。

「Foursquare」は、自分が訪れているスポットを、GPS付の携帯電話やスマートフォンから投稿し、街情報を交換し合うプラットフォームです。また、このサービスの魅力は、レストランやショップなどを訪れて「check-in (チェックイン)」するごとにポイントが貯まるなど、ゲーム性が盛り込まれていること。友達同士で競い合いながら、新しいスポットを発見し、共有しあう仕組みになっています。

 米Lifehackerでは「Foursquare」を賢く使う方法として、以下の5点を挙げています。

1. TwitterやFacebookへの自動投稿設定はOFFに

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「Foursquare」はTwitter/Facebookのアカウントと連動させることができます。さらに「Foursquare」の情報を、これらのソーシャルネットワークに自動投稿できる機能があります。「Foursquare」で「check-in」すれば、TwitterやFacebookでも自動で投稿できてしまうというわけです。

これにより、不必要な投稿が増えてしまい、せっかくのフォロワーさんが逃げてしまうかも...。また、最悪のケースとしては、いま、どこで何をやっているのかがさらされてしまい、ズル休みやウソがバレてしまうおそれも。設定画面で「自動投稿」の機能は、オフにしておくほうが安全です。ちなみに、「check-in」の都度、TwitterやFacebookへの投稿を、任意で選択することができますので、ご安心を。

2. オススメの場所は「Tips」をつける

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「Foursquare」はリアルタイムな情報交換だけでなく、ユーザ参加型のマッピングガイドとしても活用できます。Google MapsとFoursquareをマッシュアップした「FourWhere」では、ユーザの「check-in」情報が地図上でチェックできますよ。「これぞ、オススメ」というものは、「check-in」の際に「Tips」という項目で、ひとことコメントをつけて投稿しておくと、自分への備忘録代わりになり、他のユーザさんにとっても役立つ情報になりますね。

3. マネー履歴ツールとして使う

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出費を記録する上で厄介なのが、レシートの紛失やもらい忘れ、記憶違い。そんなとき、「Foursquare」をマネー履歴ツールとして使うと便利。いつどこでいくら払ったかを、記録しておくことができます。

4. お得情報をゲットする

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「Foursquare」は位置情報と連動させた、リアルタイム性が強み。自分がいる場所の近くで行われているタイムセールなど、周辺のお得情報を知らせてくれます。また、Foursquareと連動したお得情報掲載サイトとしては「SnackSquare」や「Check In Deals」などもありますよ。

5. 街に出かけるきっかけにしよう

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Photo by dotbenjamin.
「Foursquare」の楽しみ方のひとつは「バッジ集め」。一番最初にその場所に「check-in」した場合や、同じ場所に何度も「check-in」すると、それに応じてバッジがもらえ、最も「check-in」回数の多い人は、その場所の 「Mayor(市長)」 に任命されるなど、エンターテインメント性も備えられています。携帯ゲーム『ケータイ国盗り合戦』のようなゲーム性が楽しめ、出かけるきっかけになったり、思わぬネットワークづくりに役立つかもしれません。

テキストや画像だけでなく、位置情報が加わると、リアルタイムなコミュニケーションがさらに楽しく便利になるかもしれませんね。「Foursquare」は無料のSNS。こちらのページからユーザ登録できますので、ご関心のある方はぜひどうぞ。

[Five Ways to Make Productive Use of Foursquare (and Not Be Annoying)]

Kevin Purdy(原文/訳:松岡由希子)