1970年の大阪万博、当時の鮮烈な印象は未だに記憶として残っています。こんな経験が出来たことは、ある意味、幸せなのかもしれません。
当時は今より具体的なイメージとしての未来があったような気がします。アポロ11号の有人月面着陸が成功したばかりで、同じ人間が月を歩いて帰ってきたというのが不思議な感じがしました。「人類月に立つ」みたいな新聞の見出しがありました。良く考えると、今以上に人類、地球、世界という全体的な意識があったような気がします。そんな中での開催でした。もちろん日本にとっても節目だったような気がします。
そんな当時の印象を思い出させてくれる一冊です。
何と言っても、タイトルがいいですね。今思い出してみると、まさに白日夢でした。また思い返してみると、まさにインスタント、即席な未来でした。それゆえに実在感があったのかもしれません。

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Instant future: Visions of the Osaka expo 1970 (STREET DESIGN File 7) ペーパーバック – 2000/4/1
英語版
都築 響一
(編集)
サイケデリックの絶頂期、1970年に開催された大阪万博。それは人類が幸福な未来を夢見た、最後のエキスポであった。パヴィリオンのインテリアからコンパニオンのミニスカート・ドレスまで、懐かしくも新鮮な未来感覚のすべて。
- 本の長さ125ページ
- 言語英語
- 出版社アスペクト
- 発売日2000/4/1
- ISBN-104757207158
- ISBN-13978-4757207158
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
1970年3月14日から9月13日まで、千里丘陵で開かれた日本万国博覧会。あのころ世界はサイケデリック末期の毒々しい輝きに満ちていた-。大阪万博を豊富なカラー写真で振り返る。
登録情報
- 出版社 : アスペクト (2000/4/1)
- 発売日 : 2000/4/1
- 言語 : 英語
- ペーパーバック : 125ページ
- ISBN-10 : 4757207158
- ISBN-13 : 978-4757207158
- Amazon 売れ筋ランキング: - 830,990位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 8,305位デザイン (本)
- - 70,317位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1956年、東京生まれ。76年から86年までポパイ、ブルータス誌で現代美術、建築、デザイン、都市生活などの記事をおもに担当する。89年から92年にかけて、1980年代の世界の現代美術の動向を包括的に網羅した全102巻の現代美術全集『アート・ランダム』を刊行。以来現代美術、建築、写真、デザインなどの分野での執筆活動、書籍編集を続けている。1993年、東京人のリアルな暮らしを捉えた『TOKYO STYLE』刊行。1996年発売の『ROADSIDE JAPAN』で第23回・木村伊兵衛賞受賞。現在も日本および世界のロードサイドを巡る取材を続行中である。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
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2003年11月13日に日本でレビュー済み
’73年生まれの僕にとっては、歴史上の出来事でしかないんですが、
よく行く現在の万博記念公園で見かけた芝生にひっそりとある、
当時ここにこんなパビリオンがあったということを示す石碑、
移転間近の国立国際美術館、普段扉が開くことのないまま朽ち
果てて行っている鉄鋼館、そして周囲の移り変わりをどんな思いで、
腕を上げたまま3つの顔で見続けている太陽の塔・・・・これらが
たくさんの人々の興奮、歓喜や疲労と熱気に囲まれていた証が
この写真集からは伝わってきます。
まさに白日夢な空間やったんやなあ。
「アカルイミライ」を展望できたフィナーレを飾るイベントだった
かもしれません。笑えるくらいに。
あと日立館のコンパニオンのお姉さんでとてもかわいい人が
いました。男性なら彼女のその後の人生がとても気になります。
よく行く現在の万博記念公園で見かけた芝生にひっそりとある、
当時ここにこんなパビリオンがあったということを示す石碑、
移転間近の国立国際美術館、普段扉が開くことのないまま朽ち
果てて行っている鉄鋼館、そして周囲の移り変わりをどんな思いで、
腕を上げたまま3つの顔で見続けている太陽の塔・・・・これらが
たくさんの人々の興奮、歓喜や疲労と熱気に囲まれていた証が
この写真集からは伝わってきます。
まさに白日夢な空間やったんやなあ。
「アカルイミライ」を展望できたフィナーレを飾るイベントだった
かもしれません。笑えるくらいに。
あと日立館のコンパニオンのお姉さんでとてもかわいい人が
いました。男性なら彼女のその後の人生がとても気になります。
2010年6月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一切のキャプション、解説がなく、写真もランダムに構成されてる。そこがむしろ、答辞にタイムスリップしたような感覚を覚える、不思議な本です。写真も、故意に粒子を荒くしたのか、ほんとに印刷物からの複写なのかわかりませんが、この荒さが、当時の印刷物を髣髴とさせ、サイケデリック感を増徴させてます。ユーズドだけど、コンデションがよかったので、うれしかったです。
2002年11月26日に日本でレビュー済み
ちょっと高めだが、1970年(昭和45年)に開催された大阪万博に関連するビジュアルが、パビリオン・コンパニオン・迷子ワッペン・タイアップ広告・イベント・展示物・パビリオンごとの記念スタンプや外国人コンパニオン(?)のサイン……などなど、これでもかといわんばかりに、ランダムに載りまくっている写真集。文字情報の量で圧倒する「まぼろし万国博覧会」という本があるが、あの本とはまさに対照的な一冊だ。
よくもまあ、こんなムチャクチャでかい建物をボコボコ建てたり、とんでもないデザインのモノを思いついたりしたもんだなー……、なんて思う人もいるかもしれないが、少なくともオレが子どもの頃、《未来》といえば、こんなイメージだったのだ。
その、万博の持っていた「感じ」を、なんとなくではあるが、ひとつのかたまりとして追体験できるビジュアルブックとして、おすすめしたい。
※なお、2008年にはコンパクトな新装版『 大阪万博―Instant FUTURE 』が出版されている。サイズが小さくなって迫力こそなくなったが、気楽に読めるのが利点となっている。
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※なお、2008年にはコンパクトな新装版『 大阪万博―Instant FUTURE 』が出版されている。サイズが小さくなって迫力こそなくなったが、気楽に読めるのが利点となっている。
2020年11月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
夢がある
次期大阪万博をやる予定になっているけど、こんな未来を見せてもらえる世界はもうないかも
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