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神社を出発する稚児たち |
子どもの健康と幸福を祈る「稚児渡り」がこのほど、和歌山市新魚町の宇治神社(西尾酒子宮司)の秋祭りで行われた。
鳥帽子(えぼし)などをかぶったはかま姿の子ども9人が親に手を引かれながら本町周辺を練り歩いた。
同神社では空襲で焼失した足腰を守る神である「足神神社」を2月に役員や地元の人たちの力で復興させ、ことしの秋祭りは復興祝いを兼ねている。子どもが「稚児渡り」に参加したという和歌山市塩屋の辻本香糸美さん(33)は「子どもにとっていい経験になると思う」と話していた。
稚児渡りは途中休憩を入れながら同神社まで戻り、地元の人らも参加して投げもちや副引きなどが行われた。同神社の太田寛人事務局長(64)は「祭りを機会に足を守ってくださる足神様のことを皆に知っていただきたい」と話していた。
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