漏れた公電が明かす バグダッドでの米軍によるジャーナリスト砲撃死亡事件でも 米国が裁判中止へ圧力

2010/12/1(Wed)
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同じくウィキリークスによって漏洩されたマドリッドの米大使館からの公電によって、米国が、バグダットの米軍戦車による攻撃で死亡したジャーナリストの遺族が起こした訴訟を中止するよう、スペイン政府に圧力をかけていたことも明らかになりました。スペイン人カメラマン、ホセ・コウソは2003年4月8日、米陸軍の戦車がジャーナリストたちで満杯だったバグダッドのパレスチナ・ホテルを砲撃した事件で死亡しました。コウソの死に関しては3人の米軍兵士がスペインの裁判所で起訴されています。「非常に腹が立っている」とホセ・コウソの兄弟であるハビエル・コウソは言います。「我が国の政府が外国の政府と共謀していたなんて信じられない……まるで自分たちがアメリカ帝国の住人か、少なくとも小さな属州のように感じる」
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