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近畿大会出場を決め歓喜の和工ナイン |
秋季近畿地区高校野球大会県2次予選の準決勝2試合が10日、 県営紀三井寺球場で行われ、 第1試合で和工が那賀を3―2の逆転で下し14年ぶり10回目となる近畿大会の切符を手にした。 第2試合では智弁が和商を4―2で破り10年連続18回目の近畿を決めた。
◇準決勝
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
那賀 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
和工 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | X | 3 |
2点を追う和工は4回、 2死から連打で1、 2塁とし、 玉井が中前に運んで1点を返した。 8回には荒武の左前打、 藤阪の右中間2塁打などで2死満塁と好機を広げ、 玉井の右前打で同点。 さらに大江が左前適時打を放って逆転した。 投げては玉井が8安打を浴びながらも要所では三振を奪い完投した。
逆転の1打を放った大江は 「崎浜(主将)が掛けてくれた 『やったれ』 の言葉で燃えた。 ヒットになってすごくうれしかった。 決勝も絶対勝ちます」 と話した。
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
和商 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 |
智弁 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | X | 4 |
智弁は1点の先制を許し迎えた3回、 1死から中村が右中間を破る3塁打で出塁。 続く小笠原が中前に運んで同点とした。 4回に宮川が四球で出塁、 すかさず2盗を決め、 その後1死3塁と走者を進め、 平岡の右前適時打で逆転した。 7回に同点にされるが8回には、 1死1塁から道端の豪快な左越え本塁打で2点を追加。 投げては先発上野山が制球に苦しみながらも粘りの投球を披露。 後を受けた宮川も2回を抑えた。
勝ち越しとなる本塁打を放った道端は 「調子が悪い中で打てて良かった。 近畿大会では全員で力を合わせて、 失点を出さずチャンスで1本出したい」 と意気込んだ。
8回裏、1死1塁から左越本塁打を放つ道端
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
和商 | 3 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 8 |
那賀 | 1 | 0 | 4 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 |
和商は6回に同点に追いつき迎えた最終回、一死2、3塁の好機に西村の内野ゴロの間に栗山が生還し、勝ち越しに成功。さらに2死3塁から釘貫が中前に運んで貴重な追加点を奪った。投げては釘貫の後を受けた西村が気迫の投球。走者を溜めるも要所を抑え勝利に貢献した。
那賀は4点を追いかける3回、3長短打、四球にスクイズを絡めて同点に追いつき、5回には逆転に成功したが及ばなかった。和商の田中監督は「自分たちのつなぐ野球が功を奏した。チームも一つにまとまって力もついてきた。近畿大会でも自分たちの野球をしたい」と意気込んでいた。
〔和商9回裏1死2、3塁〕 西村の内野ゴロの間に生還する栗山
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