2010年10月18日

02.政治・経済

森、浦口両氏当選、県議補選和歌山市選挙区

支持者から花束を受け取り笑顔の森さん

支持者から花束を受け取り笑顔の森さん

議員の死去、 辞任に伴う県議会議員和歌山市選挙区補欠選挙(欠員2)が17日行われ、 即日開票された。 元新3氏による選挙戦は、 自民新人の森礼子さん(42)が2万4015票で1位、 民主元職の浦口高典さん(55)が1万9832票で2位当選を果たした。 政治団体 「維新政党・新風」 新人の関佳哉さん(66)は2823票だった。 投票率は15・61%にとどまった。

10時32分、 和歌山市ト半町の選挙事務所に吉報が届くと支持者から大きな拍手がわき起こった。 仁坂吉伸知事は 「県議会に新しいメンバーが加わった。 素晴らしい方なので一緒に切磋琢磨しながら頑張っていきたい」 と述べ、 全員で万歳三唱をして当選の喜びを爆発させた。

自民党県連代表の二階俊博衆院議員は 「出陣式で皆さんにお願いした通り、 見事に一番で当選。 この勢いに乗って知事選も圧勝しよう」、世耕弘成参院議員は 「参議選、 市議選と今回で3連勝。 自民党が勢力を取り戻した本当に意味のある勝利だ」 と保守王国の復活を確信していた。 鈴木俊男後援会長は支持者の応援に感謝し、「今後も森礼子さんを素晴らしい政治家に育てていただきたい」 と協力を呼び掛けた。 森さんは花束を受け取り、「本当にうれしい、ありがとう。 今回いただいた応援とご支持は、 今後生きていく上でどんなことがあっても心の支えになると思う。 皆さんの応援に応えるべく全力で頑張ります」 と力強く約束した。


当選を決めて万歳する浦口氏と後援者たち 当選を決めて万歳する浦口氏と後援者たち

民主党公認候補の元職浦口高典氏(55)は、 当選確実が発表された午後10時半ごろ、 和歌山市堀止西の選挙事務所で党所属の県選出の国会議員ら後援者約50人とともに万歳を行い、喜びを爆発させた。

浦口氏は、 「ありがとうございました。 3年半前の落選の時には支援者の皆さんに悲しい思いをさせてしまいましたが、 また県議会に戻ることができました。 民主党の旗を議会に立てます。 どうぞよろしくお願いします」 と述べた。

岸本周平党県連代表は 「これで仲間が増えました。 半年後の一般選挙でも当選してほしい。 真のしっかりした政策マン。 県議会の政策をリードしてほしい」 と支援を呼び掛けた。


投票率は戦後最低の15.61%
投票率は、 単独で実施された前回(昭和61年)の県会議員和歌山市選挙区補欠選挙の投票率19・54%を下回り、 15・61%を記録し、 一般選挙を含め戦後最低を更新した。 当日の有権者数は31万746人(男14万5230人、 女16万5516人)だった。

今回の選挙は、 立候補した3人のうち2人が告示日の4日前に立候補を表明。 無投票の声もある中、 選挙戦に突入したため、 前哨戦とともに投票を呼び掛ける広報期間が短すぎたことなどが投票率に響いたとみられる。

補選は、 首長選挙や国政選挙などと同時に実施されることが多いが、 今回は公選法の定める規定で11月28日投開票の知事選と同時に行うことはできなかった。

単独補選では、 ことし4月、 東広島市であった市議補選で8・82%という超低投票率が記録されている。





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