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哲学、脳を揺さぶる オートポイエーシスの練習問題 単行本 – 2007/2/15

4.6 5つ星のうち4.6 4個の評価

ダブルポイント 詳細
「浦島伝説に出てくる玉手箱とは本当は何なのか?」「食物の味
を形で表現してみる」「ヒトデをイカに進化させる方法は?」「点から無限大へ
の変貌をイメージしてみよう」−−著者は、先端哲学オートポイエーシスのわが
国への紹介者にして、その最前線を走る哲学者。そのオートポイエーシスを隠し
味に、さまざまな脳のエクササイズ(練習)を試みる。素材は、「言葉」、「物
語」、「無限」、「カオス」、「進化」などなど。脳の皮を裏返すような驚きあ
ふれる探求によって、読者は徐々に通常の「身体行為」や「イメージ」のもつ不
可思議さと、その深みへと誘われる。それがそのまま、知識としての"学び"では
なく、経験の自在さを獲得する"発達のリセット"へとつながってゆく。「単に
視点、観点を変えるのではなく、能力そのものを形成するようなエクササイズ」
こそ重要と著者は説く。人体の電子顕微鏡写真から、荒川修作の建築作品、タイ
ポグラフィー、レンブラントの絵まで、魅力あふれるビジュアルも満載。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 日経BP (2007/2/15)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/2/15
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 304ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4822245683
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4822245689
  • カスタマーレビュー:
    4.6 5つ星のうち4.6 4個の評価

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河本 英夫
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上位レビュー、対象国: 日本

2011年5月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
オートポイエース途上という趣のある内容となっておりその後の「生態空間」、「二重作動」に繋がっていく。

生きていること、自ずと行為できること、わかる以前にわかること(無分別智)とそれらについての知(分別智)との間には大きなギャップがある。
自転車の乗り方についてどのように説明しても乗れるようにはならない。それは、体験的世界(行為の世界)に属している。
感覚も受動的認知能力とは言えない。認知以前に感知できるものと感知できないものを区別する。後者については見て、知る。とは異なる仕方(行為)でわかる。
この領域を「環境」と呼ぶ。われわれは、生きて行為する際に既にそれに関わってしまっている。
重力も、同様である。脳性麻痺で上体を維持出来ない子どもがいる。支えて上体を起こし自分で体重を感じ取れるようになるだけで信じられないような微笑が出ることがある。自分の可能性を感じ取ったのである。
このことを「環境」の自己への浸透と呼んでも、自然の響きあいと呼んでも言葉の剰余が大き過ぎてしまう。だが、重力を物理学的に表記しただけでは体験している重力の極僅かを翳め取るだけであろう。

イメージも見て、知る。とは異なる仕方(行為)でわかる。一歳以下の幼児の微笑み返しのように。
イメージの働きとは、経験そのものを形成したり経験を固有の仕方で組織したり身体行為の手掛かりとなったりすることにある。身体動作と共にあるイメージは、行為のための予期であり継続の手掛かりとなるものである。これを「遂行的イメージ」とよぶ。代表的なものが顔であり身体である。
また、自転車乗り、逆上がりが出来るようになるときにも身体イメージが働いている。経験が形成される際には不可分に関与しているが一旦、習熟するとそれは消滅してしまう。
イメージは、記憶の組織化についても関与していると予想される。
イメージは何らかの輪郭を持たなければならない。常にこのものという具体性を持たなければならない。
大脳皮質は脳の広範な領域で起きたことをうまく汲取れないように出来上がっている。言語表記にも限界がある。
行為という運動のみが発見の場所となり続ける。そこには、質の異なるものの同時進行(二重作動)が作動している。どのような行為であれ二重に自ら作動する。そのことが自己産出(新しい組織化)となる。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年6月8日に日本でレビュー済み
この本は、平易な内容で書かれているが、その奥は相当深く、歴史的にもメジャーな問題ばかりをからっとあげすぎているきがする。たしかに、刺激される内容ではあるが、本書だけでその刺激を受け止め、自分のものとしてくには、この本の読書案内に書かれているような難解な本を読まなければ意味がでてくないだろう。

 そういう意味で、自己啓発書としては内容が宙に浮きすぎだし、哲学としては、著者のオートポイエーシスへ一直線の入門書であると思う。オートポイエーシスに入りたい方にとっては、いい歴史的入門書としてわかりやすく、よくまとまっていると思う。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年2月20日に日本でレビュー済み
当代一流の哲学者の一人である河本英夫がついにビジネス書(?)を書く。 独創的な発想をするために、しなやかな身体と頭の使い方の基礎の基礎を教えてくれる本。 ヴァレンタインデーに「開けてはいけませんよ」といってチョコレートを贈らないのはなぜか?(浦島太郎は乙姫様からそういわれて玉手箱をもらったのに。)イケメンとすれ違ったときに、心の中で「ブ男」とつぶやくと、なぜ「できる女」になるのか? ぶっきらぼうで抱腹絶倒、河本ワールド、ついにビジネス界で全開!  
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年3月8日に日本でレビュー済み
木田元さんの本を読んでもよくわからなかったが、この本はその“練習帳”かな。個人的には「浦島の物語」「寺田寅彦の注意」「身体内感と体験的世界」の章がおススメだ。恐らく著者が最も読んでほしい最終章は難しすぎた(いつかわかる日が来るのだろうか?)。「『掟の門』の前での最後の一言」の問題は、私なら「私もまた門になろう!」と答えたい。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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