アーセナル優勝の望み消え、シティはトッテナムに1差/プレミアリーグ第36節
24日に行われたプレミアリーグの試合で、アーセナルがマンチェスター・シティと0−0で引き分け、かすかにあった優勝の可能性が完全に消えた。一方、シティはマンチェスター・ユナイテッドに敗れた4位トッテナムとの差を1ポイントに縮めた。

3人の元アーセナル選手がシティでプレーすることで注目された対戦に、アーセナルはケガから復帰したファン・ペルシーが6カ月ぶりに先発すると、立ち上がりからいい動きを見せたが、かつてのチームメートのトゥレが徹底的にマーク。両者共にチャンスに乏しいまま、ゴールは生まれず、厳しいタックルとイエローカード6枚が目立った試合となった。
なお、シティのGKギヴンが70分にディアビの決定的チャンスを防いだ際に肩を傷めて途中退場し、プレミアでは試合経験のないサブのニールセンが登場し、残り時間を守り切った。シティは残り3試合を正GKなしで戦うことになりそうだ。

この試合の結果、アーセナルは勝ち点72で、2試合を残して首位のマンチェスター・ユナイテッドとの差は7ポイントに広がり、優勝の可能性が消滅。また、共に3試合残すトッテナムとシティは勝ち点64と63で、両者は5月5日に直接対決が残っている。

シティのロベルト・マンチーニ監督は試合後、55分に途中出場したアデバヨルについて、「エマニュエルが入ってから我々はもっと攻撃的になったし、いいプレーができた。勝ち点1は当然だったと思う。後半は勝てるかと思ったが、アーセナルは前半にいいプレーをしていたから、結局ドローが妥当な結果だった。アーセルはいいチームだから簡単な試合ではなかった。残り2試合はなんとても勝たなければならない」と話した。

また、順位表の下の方ではハルがサンダーランドに1−0で敗れて、勝ち点28の18位のまま。残り2試合に大量得点差で勝ち、ウェストハムが2連敗しないと、降格が決まる。そのウェストハムはウィガンを3−2で下して勝ち点を34に伸ばした。
すでに降格の決まっているポーツマスはボルトンと2−2のドロー、ウルヴスはブラックバーンと1−1で引き分け、残留を確実にした。