2010年10月13日

00.社会

清水巡査長が女性初の個人優勝、県警けん銃射撃競技会

和歌山県警察けん銃射撃競技会

トロフィーと賞状を持って笑顔の清水さん

県警察けん銃射撃競技会(10月1日、県警察学校)の個人の部で、 県警本部刑事部鑑識課機動鑑識班の清水直子巡査長(31)が女性署員で初めて優勝した。 県内14署、 県警本部各部から5人1チームで100人が出場した中でトップをとった快挙に、 鑑識課課長の飯田好一警視は 「もともと素地があって集中力が発揮された。 素晴らしい」 と祝福している。

同競技会は、 けん銃で標的を狙って3分間に5発打つ 「遅打ち」 のほか応用射撃など4つの競技を200点満点として競う。 昭和26年から続けられており、 女性署員が参加するようになったのは平成17年からだという。 清水さんが初めて参加したのは4年前。 その時は団体で2位に入賞したが、 これまで個人で入賞したことはなかった。

大会当日、 自他ともに認めるあがり症の清水さんに、 けん銃の元特練生だった先輩が 「あわてて引き金ひいたらあかん。 ゆっくり絞って 『ぎゅー、 ぽん』 という感じや」 とアドバイス。 「ぎゅー、 ぽん」 という擬音語が清水さんにとってイメージしやすく、 「1回目の遅打ちでコツをつかめたような気がしました」 と振り返る。 周りの参加者の結果を気にせず、 集中して取り組んでいたところ、 最後の競技で満点を獲得した。 「調子は最高って思ってたけど、 入賞なんて考えてなかった。 まさかと思いました」 と笑顔。 女性で初めての優勝と知り、 「プレッシャーがなかったのが良かったのかな。 先輩の一言が効きましたね」 と優勝の喜びを語った。





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