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魚をつかまえ笑顔の児童 |
紀の川市貴志川町長原の市立西貴志小学校(高岸伸次校長)の6年生95人は26日、同市貴志川町西山の西山大池で、池の水を抜いて魚をつかまえたりする「池にごし」を体験した。池の改修工事に合わせて同池改修委員会が主催した。
池にごしは、農閑期に池の保守点検などを行うため、昔よく行われていた農家の祭り。池の水を少なくして魚をつかまえたり、池の泥を肥料として回収したりしていたという。体験では、地元住民が船で魚を池の角に追い込み、子どもたちが網ですくい上げた。フナやブルーギルなど100匹以上をつかまえ、大きなもので体長50センチを超えるブラックバスやコイもあった。つかまえた魚は、外来種を除いて近くの池に移した。参加した同市貴志川町長山の佐口綾治君(11)は「池にこんなに魚がいることに驚きました。一日楽しかったです」とにっこり。
県によると、同池は江戸時代に地域のため池として造成。これまでに大掛かりな改修が行われておらず、老朽化により堤防にひびが入るなどして漏水が起こり、危険な状態だったという。
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05.紀の川・岩出・海南・紀美野 - 同カテゴリの記事
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