2010年10月19日

03.スポーツ

28日プロ野球ドラフト会議、智弁和歌山の西川選手に期待高まる

智弁和歌山3年西川遥輝選手

自らに磨きをかけ、 運命の日を待つ西川選手

28日に開かれるプロ野球のドラフト会議で、 紀の川市出身で智弁和歌山3年の西川遥輝選手(18)が候補として注目されている。 1年時からレギュラーとして甲子園に出場。 俊足を生かしたプレーと広角に打ち分けるミート力はスカウトをうならせてきた。 運命の日を間近に控え県民の西川選手への期待が高まっている。

西川選手は小学校1年から野球を始め、当時から才能を発揮。 貴志川中学校時代は硬式の打田タイガースに所属し、 2年時に全国大会で優勝した経験がある。 俊足で50メートル走は5秒8、1塁までは3・64秒と驚きの速さ。 身長180センチ、 体重73キロと細身だが全身バネのような遠投は105メートルと肩の強さも誇る。 こなすポジションも遊撃手、 3塁手、 外野手と多様。 甲子園には4回出場し、 1年時の夏の甲子園では、 右手首を負傷しながらも4割6分2厘をマーク。 右投げ左打ちで持ち前のミート力に長打力も備え、 走・攻・守に抜群のセンスが光るユーティリティープレーヤーだ。

現在はセ・パ9球団が西川に接触している。 「プロになれるならどの球団でもいいです」 とこだわりはないようだ。 髙嶋仁監督は 「足を生かすのが一番合っている。 自分の特徴を生かしてやってほしいと思う」 と期待を寄せている。 高校野球を引退してからも練習には顔を出し、 キャッチボールや走り込みを行う毎日。 「3塁打を多く打てるようになりたい」 といい、 スピードに磨きをかけ、 体ももうひと回り大きくなるようトレーニングに励んでいる。 プロでは遊撃を守ってみたいといい、 目標にしている選手は、 千葉ロッテマリーンズの西岡剛選手だという。

「高校ではけがが多く、 両親や、 たくさんの人に迷惑をかけた。 プロになって支えてくれた人に恩返ししたいという気持ちはあります」 と胸の内を語っている。





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